出版社内容情報
江國香織の新訳で、あの名作が甦る!
竜巻に巻き込まれて家ごと吹き飛ばされたドロシーと愛犬トト。少女が辿りついたのは、いい魔女と悪い魔女、そして偉大な魔法使いオズが支配する見知らぬ国でした。故郷のカンザスに帰るためにドロシーの冒険が始まります。道連れは、脳みそのないかかしと心臓のないブリキのきこり、そして臆病なライオン。一行は彼らの願いをかなえてくれるという、偉大な魔法使い・オズのいるエメラルドの街をめざして長い旅に出ます。致命的なひなげし畑、邪(よこしま)な魔女、翼のあるさるたち、おそろしい獣……読みだしたらやめられないワクワクさせる物語が江國香織の名訳で楽しめる極上のおくりもの。あの世界の名作は大人も子どもも楽しめる現代のワンダーテイルなのでした。
映画化もされたこの傑作シリーズ第一作を完訳した魅惑の一冊。瑞々しい江國ワールドを、植田真の繊細で美しい絵といっしょに楽しんでください。
【編集担当からのおすすめ情報】
誰もが一度は触れたことがある名作が、江國香織の生き生きとした訳で甦ります。かつて読んだ大人も、これから読む小中校生も。幅広く楽しめる一冊です。
内容説明
江國香織のみずみずしい日本語でよみがえる、心踊る“物語”の世界。脳みそのないかかし、心臓のないブリキのきこり、そして臆病なライオンの助けを借りて少女の冒険が始まる。植田真の繊細で美しい絵に彩られた名作、待望の文庫化!
著者等紹介
ボウム,ライマン・フランク[ボウム,ライマンフランク] [Baum,Lyman Frank]
1856年、アメリカ、ニューヨーク州生まれ。新聞記者、編集者、出版業、俳優兼歌手、セールスマン、劇場支配人、プロデューサー、雑貨店主、劇作家など、数々の職業を経たのち、1900年『オズの魔法使い』を発表して大好評を博した。その後、“オズ”のシリーズ(十四冊)を書きつづけた。1919年没
江國香織[エクニカオリ]
1964年東京生まれ。92年『きらきらひかる』で紫式部文学賞、2002年『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』で山本周五郎賞、04年『号泣する準備はできていた』で直木賞、10年『真昼なのに昏い部屋』で中央公論文芸賞、12年「犬とハモニカ」で川端康成文学賞を受賞。絵本や児童文学の翻訳も多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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