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小学館文庫
オズの魔法使い

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  • サイズ 文庫判/ページ数 252p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094061284
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

江國香織の新訳で、あの名作が甦る!

竜巻に巻き込まれて家ごと吹き飛ばされたドロシーと愛犬トト。少女が辿りついたのは、いい魔女と悪い魔女、そして偉大な魔法使いオズが支配する見知らぬ国でした。故郷のカンザスに帰るためにドロシーの冒険が始まります。道連れは、脳みそのないかかしと心臓のないブリキのきこり、そして臆病なライオン。一行は彼らの願いをかなえてくれるという、偉大な魔法使い・オズのいるエメラルドの街をめざして長い旅に出ます。致命的なひなげし畑、邪(よこしま)な魔女、翼のあるさるたち、おそろしい獣……読みだしたらやめられないワクワクさせる物語が江國香織の名訳で楽しめる極上のおくりもの。あの世界の名作は大人も子どもも楽しめる現代のワンダーテイルなのでした。
映画化もされたこの傑作シリーズ第一作を完訳した魅惑の一冊。瑞々しい江國ワールドを、植田真の繊細で美しい絵といっしょに楽しんでください。


【編集担当からのおすすめ情報】
誰もが一度は触れたことがある名作が、江國香織の生き生きとした訳で甦ります。かつて読んだ大人も、これから読む小中校生も。幅広く楽しめる一冊です。

内容説明

江國香織のみずみずしい日本語でよみがえる、心踊る“物語”の世界。脳みそのないかかし、心臓のないブリキのきこり、そして臆病なライオンの助けを借りて少女の冒険が始まる。植田真の繊細で美しい絵に彩られた名作、待望の文庫化!

著者等紹介

ボウム,ライマン・フランク[ボウム,ライマンフランク] [Baum,Lyman Frank]
1856年、アメリカ、ニューヨーク州生まれ。新聞記者、編集者、出版業、俳優兼歌手、セールスマン、劇場支配人、プロデューサー、雑貨店主、劇作家など、数々の職業を経たのち、1900年『オズの魔法使い』を発表して大好評を博した。その後、“オズ”のシリーズ(十四冊)を書きつづけた。1919年没

江國香織[エクニカオリ]
1964年東京生まれ。92年『きらきらひかる』で紫式部文学賞、2002年『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』で山本周五郎賞、04年『号泣する準備はできていた』で直木賞、10年『真昼なのに昏い部屋』で中央公論文芸賞、12年「犬とハモニカ」で川端康成文学賞を受賞。絵本や児童文学の翻訳も多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nobby

134
子供の頃に絵本で読んだはずだけど、全く覚えておらず新鮮に楽しめた(笑)“かかし”とか“ブリキ”の“きこり”など聞き慣れない言葉だけ印象に残ってたのかな…「あえて不愉快な要素は省き楽しむためだけ」を謳い文句に描かれる物語は小気味よい少女ドロシーの冒険談。偶然という名の必然に出逢ったお友だち、それぞれ求めるのは脳みそ・心臓・勇気そして帰郷の想い…いろんな苦境をこれぞ適材適所な活躍で乗り越えて、自分の居場所にたどり着くのが清々しい。それにしても、きこり最強度が半端ない!江國さんの優しい翻訳も読みやすく心地よい♬2020/05/08

ちなぽむ and ぽむの助 @ 休止中

111
子どもの頃読んだはずなのに、なぜかオズの魔法使いとブレーメンの音楽隊のイメージが混ざりあってそれにまっ白に粉砂糖がかかったような記憶具合で(つまりほぼ忘れている)とても新鮮な気持ちで読んだ。こんなにやさしい物語だったなんて。みんなが自分に欠陥があると思って苦しんでいて、それをかかえながら助けあうひと幕ひと幕に心洗われるようなあたたかな気持ち。江國さんの飾り気なくシンプルな訳もやさしい世界観に寄り添っている気がします。最近子ども向けのやさしい話を読みたい気分です。2021/06/20

優希

44
映画を観ているので、話は大体把握していましたが、小説として読んでも面白いですね。子供向けの物語ですが、十分楽しめました。2022/06/16

飛鳥

22
普及の名作の「オズの魔法使い」を大好きな江國香織さんの訳で出ていたので読んだらとっても面白かったです。子供の頃に簡略化されたものしか読んだ事がなかったので、新発見が一杯あって読めて良かった。幾多の危機にも各々の長所を知恵を絞りながら乗り越え、カカシ、ブリキの木こり、ライオン、ドロシー各々の願いを叶える姿に感動しました。こんなにも大変な冒険譚だとは知らなかったです(*^-^*)子供から大人まで楽しめる世界的な名作だわと心から納得です。挿絵もとっても素敵でした。2017/05/11

michiakisme

20
あるきっかけで、この歳になって生まれて初めて本作を読んだ。ある日突然別世界に飛び込むことになったドロシー。素晴らしい仲間たちに助けられながら波瀾万丈の冒険を続ける。何度もピンチを迎えてその度にハラハラさせられた。海外作品のためか、意外にグロい(?)ところがあったり、反対にサラサラ流れてしまうところがあったりしたが、とても楽しく読めた。江國香織さんの翻訳は端正で無駄がない感じ。キャラとしては、木こりがカッコよくて好きだな。注油は必要だけど、いつも頼りになる感じ。2017/08/19

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