出版社内容情報
今年いちばん心があったまる育児小説!
独居老人の孤独死でますます若い人が居着かなくなり、住まうのは「ワケアリ」の住人ばかりになったオンボロアパート「オアシス荘」。夫や子どもに先立たれた孤独な「おばあ」と「おかみさん」、経営していたレストランチェーンが倒産し借金取りに追われるようになった「シャチョー」、ささいな事故がきっかけでホームレスに転落した元サラリーマンの「空き缶拾い」、そして妻に逃げられても夢を捨てられず生活保護受給者となった自称作家の「ブンガク」。人生失敗だらけの大人たちが鬱屈を抱える日々を送るなか、アパートの一室に生後間もない女の赤ちゃんが置き去りにされた。突然の出来事に右往左往しながらも、彼らは力を合わせて親探しと育児をはじめる。見捨てられた小さな命を生かそうとそれぞれが知恵と力を出し合うなかで、彼らの人生が少しずつ変わりはじめる……。
内容説明
ワケアリの住人ばかりが暮らすアパート・オアシス荘。夫や子どもに先立たれた孤独なおばあ、借金取りに追われる元経営者のシャチョー、妻に逃げられても夢を捨てられず、生活保護受給者となった自称作家のブンガクなどなど。人生挫折だらけの大人たちが鬱々と日々を送るなか、アパートの一室に生後間もない女の赤ちゃんが置き去りにされた。右往左往しながらも、住人たちは力を合わせて親探しと育児をはじめる。見捨てられた小さな命を守ろうとそれぞれが知恵と力を出し合うなかで、彼らの人生が変わりはじめる…。
著者等紹介
宮下隆二[ミヤシタリュウジ]
1965年、大阪生まれ。筑波大学比較文化学類中途退学。以降、様々な職業に従事しながら、文章修行を続ける。2005年、第二回「涙骨賞」優秀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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のんき
keith
ドナルド@灯れ松明の火
びすけっと
ロマンチッカーnao