出版社内容情報
本邦初!? の選挙エンタテインメント小説
就職が決まらず落ち込んでいる阿部まりあは、千堂タマキから誘われて市長選のボランティアをすることになった。タマキは選挙プランナーで、今回無所属で二度目の挑戦になる鈴木眞寿候補からの依頼を受けていた。対立候補は、親子二代で市長を務める現職の辛島一郎。
選挙戦は、投票日までわずか10日間。
タマキは、まこと候補の演説の手の使い方から、演説で何を争点にするか、どこを訴えるのかなど、事細かに指導していく。
そのうちに、経理担当の女性が突然事務所に出てこなくなる。すぐに、彼女の名前で事務所に宅配便が届く。中身はいったい?
また、応援している鈴木まこと候補と同姓同名とほとんど同じ、「鈴木マコト」という第3の候補者が立候補してきた。彼女は、キャバクラ嬢でまこと候補との交際疑惑が!?
さらには、人気の前総理が辛島市長の応援演説にくるという情報が。
次から次へと訪れるピンチの連続に、タマキは巧みな対応で、プラスの方向に持って行く。
選挙の面白さ、難しさ、楽しさを全編を通して描いた、本邦初!?の選挙エンタテインメント小説。
内容説明
就職が決まらず落ち込んでいた阿部まりあは、千堂タマキに誘われ里和市で実施される市長選のボランティアをすることになった。タマキは選挙プランナーで、今回の選挙では、無所属で二度目の挑戦となる鈴木まこと候補からの依頼を受けていた。争点となる財政問題について、タマキは、政策を具体的に指示したり、めざましい働きを見せたが、ここでさまざまな問題が。経理担当の女性が事務所に突如来なくなったり、キャバクラ嬢が立候補して、三つ巴の戦いに。しかも、名前が「鈴木マコト」!?さらには、人気の元総理が対立候補の応援に来る!どうする、タマキ!
著者等紹介
渡辺容子[ワタナベヨウコ]
東京都生まれ。東京女学館短期大学卒業。1992年『売る女、脱ぐ女』で第五十九回小説現代新人賞を、96年『左手に告げるなかれ』で第四十二回江戸川乱歩賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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