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小学館文庫
IKEAのタンスに閉じこめられたサドゥーの奇想天外な旅

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  • サイズ 文庫判/ページ数 285p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094060256
  • NDC分類 953
  • Cコード C0197

出版社内容情報

インド人行者の不思議な旅を描く人生賛歌

インチキ苦行を見せ物にするヒンドゥー教のサドゥ-(行者)、アジャタシャトルーは、彼を信じる人々から集めた金で格安航空券を買い、あのIKEAが発売した新型の針ベッドを買うためにインドからパリに渡った。全財産は、片面しか印刷されていない粗悪な偽造100ユーロ1枚のみ。タクシー運転手を偽札でだまして空港からIKEAへ、店内では気の優しいフランス人女性マリーから昼食をせしめたアジャタシャトルーは、目当ての針ベッドが発売開始される翌日まで店内モデルルームで過ごそうとタンスに隠れた。しかし深夜、展示替えのためそのタンスがトラックで搬出されてしまう。そしてイギリス、スペイン、イタリア、リビアへと、彼の奇想天外な旅が始まった…。
くすくす、爆笑、しんみり、じんわり…そして読了後はなぜかハッピーになれる、人生賛歌。フランスで30万部を売り上げたベストセラーがいよいよ日本上陸。

内容説明

光沢はあるがしわだらけのシルクスーツとシャツ、首に赤いネクタイを(結ぶのではなく)安全ピンでとめたインド人は、手ぶらでフランスに到着した。そしてタクシーに乗ってドライバーに告げた行先は…あの組立家具量販店のIKEAだった。その男は修行者で、パリには最新型の針ベッドを特価で買うためにやってきた。その目的は修行に使うためではなく、高く転売するためだったのだが…。ドライバーをだまして無賃乗車でイケアに到着したまではよかったのだが、そこからこの男の国をまたいだ逃避行がはじまった。フランス発の爆笑小説が、ついに日本上陸!

著者等紹介

プエルトラス,ロマン[プエルトラス,ロマン] [Pu´ertolas,Romain]
1975年仏国モンペリエ市生まれ。作曲家、語学教師、航空管制官などを経て、国境警察本部の警部補を務めながら『IKEAのタンスに閉じこめられたサドゥーの奇想天外な旅』を書き上げた。現在は警察を休職して執筆に専念している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ちょろんこ*勉強のため休止中

160
大げさかもしれないが、現代版ドンキホーテのような壮大な冒険ホラ物語。小悪党だが憎めないインド人の主人公、周りを固める登場人物達もコメディー映画に出てくるようなベタなキャラ設定。笑いのセンスも西洋感覚。例えばバナナの皮を踏んじゃって転ぶシーンに大笑いするような、ストレートなギャグ連発なのだ。悪く言えばひねりがないのだが、ストーリー展開がかなり奇抜で飽きなかった。それだけではなく主人公が思いがけない旅を通じて、人間的に成長していくのも垣間見えて読後感が良い。ただ、やや下ネタ注意、かもしれないですな...2014/11/15

mocha

89
インドのサドゥー(行者)が特売の針のベッドを買うために、はるばるパリのIKEAへやって来た。素敵なモデルルームで夜を過ごすはずが、なぜか奇想天外な旅が始まってしまう。IKEAあるある、IKEAないないの小ネタの数々。インチキ行者だけど憎めない彼が、ヨーロッパのあちこちで、追いかけられたり助けられたりのドタバタコメディ。ジョークが多すぎてなかなか前に進まないが、映画化されたら面白そう。多才な著者の経歴が存分に活かされた作品だと思った。2015/10/11

美紀ちゃん

28
IKEAが好きなので、楽しかった。フランス、イギリス、スペイン、イタリア、流されるというか幸運というか…。突然「キャンディス・ホワイト・アードレー」って出てきてハッとなった!リビアに行きまたフランスへ。これ、イギリス、パリ、バルセロナ、ローマにも行ったのに、ビック・ベンもエッフェル塔もサグラダ・ファミリア教会もコロシアムも、どれも見てない。でも旅。奇想天外な旅(笑)2020/03/25

Norico

21
舌にスプーンを刺したり、釘やネジしか食べないという苦行を続ける(と周りに思わせている)アジャタシャトルー。信者をだまして作った旅費で、IKEAに行き、針ベッドを買うはずが…。奇想天外?話の世界にのめり込むというよりは、バカだなぁって思いながら、のんびり読める。2020/06/26

井戸端アンジェリか

18
タンスの扉を抜けたらそこはライオンが言葉を話す国だった、的な話だと思ってました。いろんな偶然が重なって、ドタバタ右往左往ソレソレ~。面白いか面白くないかと言えば面白いけど、大爆笑するほどではなかったな。お礼にお口で奉仕する事が当たり前だと思っていたサドゥー。ゲッ、なんてこったい。2019/12/30

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