出版社内容情報
不景気に負けない!東大阪町工場のおっちゃんパワーさく裂!
長引く不況で、多くの企業が倒産の危機にさらされている。とくに中小企業は、銀行の貸しはがしなどで、ギリギリのところまで追いつめられているところも少なくない。だが、そんな中で「ダメならほかのことせんかい!」と、元気に挑戦を続けている町工場のグループがある。 東大阪に生まれた異業種グループ企業「ロダン21」の仲間たちは、自分たちが持っている職人の業と、中小企業ならではの柔軟な発想で、閉塞した日本経済の荒波を乗り越えようと、日夜、闘い続けている。●文庫書き下ろし
内容説明
約百社で構成される異業種グループ「ロダン21」のスローガンは、ダメなら、ほかのことをせんかい!くよくよ悩んでおらんと、新しいことせんかい!ホンマに売れるモノ、つくりまっせ!―約八千社もの中小事業所が集まる東大阪市は、まさに町工場の町だ。ここでも不況の嵐は吹き荒れているが、一社でもがいてばかりいずに、皆で「アイデア」を出し合い、困難に立ち向かおうと結成されたのが「ロダン21」だ。モノづくりに懸ける彼らの「元気」が、閉塞した日本経済をぶち破ろうとしている。
目次
第1章 何でも引き受けまっせ!―異業種集団ロダン21(合言葉は「何でも引き受けまっせ!」;「なんで売れへんの?」―商品と製品は違う ほか)
第2章 考える人々―ロダン21参画企業の素顔(株式会社シナガワ;オージェーティー株式会社 ほか)
第3章 ホンマに売れるモノつくりまっせ!―ロダン21創世記(異業種提携が成功しない理由;死ぬまで研究会やりまんのかいな? ほか)
第4章 一社だけでなく皆でもうけよう!―ロダン21の存在意義(日出る国ニッポンの落日;日本人はモノづくりで汗をかくことを忘れている ほか)
著者等紹介
品川隆幸[シナガワタカユキ]
1942年、島根県生まれ。72年、「品川ゴム製作所」を創業、90年に「株式会社シナガワ」に社名変更。97年、異業種グループ「ロダン21」を立ち上げ、2001年に株式会社に。約百社のグループ会社とともに、中小企業の生き残りを懸け、代表幹事としてモノづくりの総合プロデュースに挑戦し続けている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 開発経済学の研究