出版社内容情報
窮極の逆境を生き抜いた少年の驚嘆の記録
著者は乞食の家庭に生まれ、父は全盲、母と上の弟は知的障害者であった。一家は物乞いをしながら暮らしを立て、十年間も墓場を寝床にしていた。三度の食事にも事欠き、犬の餌をあさるような逆境の中でも、長男である著者は勇気と希望を失うことはなかった。勉強し、仕事に励み、家庭の面倒を見続けたのである。学校では模範生に、職場では工場長にまでなり、ついに家族全員の生活を安定させることができたのだった。
内容説明
「私は乞食だったことを恥じていない。」物乞いをし、墓場に寝て家族のために生き抜いた。奇跡の人生、驚嘆と感動の自伝。これは著者の成長の物語であり、家族全員で助け合って歩んできた血と涙の真実の記録である。
目次
第1章 放浪の幼年時代(父と母のこと;放浪の乞食は、けがをしてはならない;姉と二人で獅子を舞う ほか)
第2章 乞食の子、学校に上がる(放浪をやめる;はじめての登校日;姉の犠牲 ほか)
第3章 就職、恋愛、そして結婚(人生の礎石;お嬢様と乞食の子;思いの深さ ほか)
著者等紹介
頼東進[ライトンジン]
1959年3月20日、台湾台中県東勢鎮に生まれる。弾き語りをしながら放浪生活を送る父とともに住まい定めず点々としたのち、10歳で小学校に入学。両親ときょうだいの面倒をみながら苦学して中学および台湾省立高等工業学校へ進む。防火システムメーカーに就職し、部長兼工場長として活躍する。現在、各種機械の修理業を営むかたわら、修平技術学院で電機技術を学んでいる。1999年、台湾各界で活躍する青年10人に贈られる「十大傑出青年」に選ばれる
納村公子[ナムラキミコ]
1955年東京生まれ。1975年武蔵野美術短期大学卒業後、中国の山西大学に留学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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キクチカ いいわけなんぞ、ござんせん
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