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小学館文庫
ディープサウス・ブルース

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  • サイズ 文庫判/ページ数 580p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094054415
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

 元プロフットボール選手ニック・トラヴァーズは、引退して南部音楽研究で博士号を取り、ミシシッピ州の大学で教授として教鞭をとっていた。ある日、母親と慕っていた女性から、30年以上前に死んだと思われていた弟クライドを捜してほしいと相談を受ける。クライドは1960年代に活躍した伝説のブルースシンガーで、何者かに妻を殺害されて姿を消していたのだが……。人種差別渦巻くアメリカ南部の暗い過去と現代が結ばれ、苦味と共感を呼ぶ異色作。○文庫初訳

内容説明

元プロフットボール選手ニック・トラヴァーズは、引退して南部音楽史で博士号を取り、ミシシッピ州の大学で教授として教鞭をとっていた。ある日、母親と慕っていた女性から、三十年以上前に失踪した弟クライドを捜してほしいと相談を受ける。クライドは一九六〇年代に活躍した伝説のブルースシンガーで、身重の妻を何者かに殺害されて姿を消していた。手がかりを求めてメンフィスへ行ったニックが暴漢に襲われている女性を助けたことから、事件は意外な展開を見せる―。人種差別渦巻くアメリカ南部の暗い過去と現代が結ばれ、苦味と共感を呼ぶ異色作。

著者等紹介

アトキンス,エース[アトキンス,エース][Atkins,Ace]
米国アラバマ州生まれ。大学時代はフットボール選手として活躍。ジャーナリストとしてピュリッツァー賞候補に。現在ミシシッピ大学にて教鞭をとる。1998年、『クロスロード・ブルース』でデビュー

小林宏明[コバヤシヒロアキ]
1946年東京生まれ。明治大学文学部英文科卒業
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

himehikage

14
これまた原題と全く異なる邦題だけど、アメリカ南部の音楽ネタ満載なのでこの題名もあり。なにしろ主人公ニックはブルース史研究家という設定だ。ところどころで突拍子のない展開があり、ミステリとしてもいまいち熟れていない気がするが、ニックをつけ狙う時代錯誤なプレスリーおたくの男とゴージャスでサディスティックな女の殺し屋コンビが面白すぎて、主人公はじめ善人どもはみんな食われてしまった余韻2023/07/09

タナー

4
アメリカではロバート・B・パーカーのスペンサー・シリーズを書き継いでいるということで、この作家に興味を持った。自分は厚い本は苦手だし、期待して読み始めたわけではないが、意外と面白かった。主人公のニックがNFLのセインツの元プレイヤーだというのも気に入った。保釈金用立て業者という相棒ユリシーズとのコンビネイションもなかなかよかった。シリーズの未訳作があるらしいが、是非とも日本でも刊行して欲しい。もちろん、彼が現在書いているスペンサー・シリーズも!2014/11/03

frog

1
ニューオリンズ在のブルース研究家の大学教授が、行方不明になった60年代のソウル・シンガーを探して61号線を北上し、ミシシッピー州北部とメンフィスで、ひょんなことからディクシー・マフィアとのトラブルに巻き込まれていくストーリー。書き込み不足や言葉足らずから生じる読みにくさはあるけど、ブルース/ソウルの生まれたディープサウスの風土をたっぷり味わえる内容はなかなか良いです。2011/02/08

schazzie

0
タイトルに惹かれて読んだが、面白くなかった。主人公のキャラが中途半端だし、展開も退屈。アメリカ南部の描写に期待していたが期待外れ。何より翻訳が良くなかった。2011/11/22

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