出版社内容情報
相続から始まった借金地獄。超人気作家の壮絶な体験記。
少女小説作家として短期間に著書約二百冊、総売上げ二千万部を達成した花井愛子。
その巨額印税収入を一部の親戚や身内が狙った! 母の死に続く父の死を、悲しむ間もなく発生した遺産相続トラブル。同時にバブルが崩壊し、所有不動産価格は急落、収入も極端に減少した。ローン返済が行き詰まった自宅マンションは、不良債権化して競売へ。電気も止まり、所持金百円単位の生活に追い込まれた結果、ついに自己破産を決意する??。実は誰にでも起りうる金銭バトル。その地獄の体験を当事者ならではの迫力でつづる、背筋も凍る一冊! (解説・神津十月)
内容説明
少女小説家として短期間に著書約二百冊、総売上げ二千万部を達成した花井愛子。その巨額印税収入を一部の親戚や身内が狙った!母の死に続く父の死を、悲しむ間もなく発生した遺産相続トラブル。同時にバブルが崩壊し、所有不動産価格は急落、収入も極端に減少した。ローン返済が行き詰まった自宅マンションは、不良債権化して競売へ。電気も止まり、所持金百円単位の生活に追い込まれた結果、ついに自己破産を決意する―。実は誰にでも起こりうる金銭バトル。その地獄の体験を当事者ならではの迫力でつづる、背筋も凍る一冊。
目次
えっ!?とびっくり異母きょうだい
つくづく身内がオソロシい
のんきに持ってた七〇〇〇万
きれいなおウチが欲しかった
さあどうしよう!?父末期がん
ぬけぬけつくウソ「カネのため」
ばかな!!と切れかけた弁護士さん
ろこつに話そう借金苦
ここまで来たぞ逃げないぞ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
なるときんとき
17
母の死、父の死からの遺産相続問題と、不動産購入からのバブル崩壊で不動産価格暴落が重なって自己破産を決めるまでのエッセイ。母親に資産運用してもらうために収入のほとんどを親名義にしてたのはどうなのかなあと思う。自分と両親は褒めまくって叔父家族、異母兄弟をこき下ろしてるのもなんだかなあ。こういうことがあったのではという想像が多くて実際にあったことがわかりにくい。バブル期に不動産購入して売却したら購入金額以上で売れて味をしめてマンション複数に一軒家を購入してバブル崩壊でローンが残った恨みが強くて文句たらたら。2020/03/11
mami
6
自己破産した自分に待っていた体験談が綴られたものかと思ってたら、これはひどい。感情のまま改行すら忘れて書き連ねているのみ。何がどうなって遺産のトラブルに発展したかなど、肝心な箇所は触れられずにひたすら親族の罵倒。このテの話は書いた側に同情が集まりやすいけど、今回に限っては「いや、きっと相手にも言い分がある」と言いたくなってしまう。不思議な本でした。2014/05/21
永月莎夜(ながつきさや)
6
タイトルが上手いなぁ。表紙の『女性向き』の意味がわからない……。『マネー・ストリッパー』と併せて読むといい。Chapter6の書き方は著者の苦しみが伝わってくるよう。しかし、小学生の私はこの人のマーケティングと計算に見事に踊らされてたんだ(苦笑)。2009/09/02
バーベナ
5
空白の女王だ~、と懐かしくなって手に取った。こんなことになっていたとはびっくり。でも、いくら忙しいとはいえ不動産やお金への扱いが軽すぎる。身内や信頼できるブレーンがいなくなった時に、あっというまに転落してしまうのも、そうだよなぁ、という感じ。2016/09/15
ゆ
5
親戚が悪いみたいに書いてるけど、遺産トラブルなんてたいした金額にならず決着してるし、バブルで調子乗って不動産買いまくったジブンが悪いんじゃない?もっと「オカネ」と「ホーリツ」の落とし穴的なハナシを期待してただけに残念。…って少しマネしてみたけど、カタカナ表記の多さが気になって読みにくかった。2011/05/14