小学館文庫<br> 「向田邦子ワールド」の進化―没後20年を迎え、今初めて明かされるドラマと小説の謎

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小学館文庫
「向田邦子ワールド」の進化―没後20年を迎え、今初めて明かされるドラマと小説の謎

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  • サイズ 文庫判/ページ数 333p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094046014
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0195

出版社内容情報

没後20年、向田ドラマが描き出した人間模様を現役脚本家が解き明かす。

 直木賞作家・向田邦子が急逝してから20年の歳月が流れた。短編小説の名手として知られる向田は、脚本家としてもテレビドラマの傑作を多数書いている。あの『寺内貫太郎一家』や『阿修羅のごとく』『あ・うん』は、今なお色あせることなく多くの人々の記憶に残っている。生前、ラジオやテレビの脚本を3800本以上書いたといわれる彼女の作品を丹念に調べ、その軌跡をたどりながらドラマと小説の謎に迫った。登場人物の織りなす人間模様、起用された俳優の演じた人物像、どれもが人生の細かい襞を感じさせる珠玉の作品群。作品に秘められた向田ワールドの謎を、同じ脚本家の目から鋭く解き明かす。

内容説明

直木賞作家・向田邦子が急逝してから20年の歳月が流れた。短編小説の名手として知られる向田は、脚本家としてもテレビドラマの傑作を多数書いている。あの『寺内貫太郎一家』や『阿修羅のごとく』『あ・うん』は、今なお色あせることなく多くの人々の記憶に残っている。生前、ラジオやテレビの脚本を3800本以上書いたといわれる彼女の作品を丹念に調べ、その軌跡をたどりながらドラマと小説の謎に迫った。登場人物の織りなす人間模様、起用された俳優の演じた人物像、どれもが人生の細かい襞を感じさせる珠玉の作品群。作品に秘められた向田ワールドの謎を、同じ脚本家の目から鋭く解き明かす。

目次

第1章 なぜ、“父”は森繁久弥なのか―『重役読本』『だいこんの花』
第2章 なぜ、寺内貫太郎は怒るのか?―『寺内貫太郎一家』
第3章 なぜ、青年は「他人の家族」が好きなのか?―『冬の運動会』『カンガルーの反乱』
第4章 なぜ、後妻は先妻に勝てないのか?―『せい子宙太郎』『家族熱』
第5章 なぜ、女は“阿修羅”になるのか?―『阿修羅のごとく』
第6章 なぜ、男は男をかばうのか?―『蛇蠍のごとく』
第7章 なぜ、父は“弱い父”になったのか?―『家族サーカス』『源氏物語』
第8章 なぜ、妹は姉を、弟は兄を憎むのか?―『幸福』
第9章 なぜ、“父”は愛を告白しないのか?―『あ・うん』
第10章 なぜ、若妻は自慰をするのか?―『隣りの女』
第11章 なぜ、人には“思い出”が必要なのか?―『思い出トランプ』『男どき女どき』
第12章 なぜ、長女は“家長”となったのか?―『胡桃の部屋』『春が来た』

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

myaown

1
TVドラマ、小説を通して向田邦子の作品世界の変化を訓み解く。ここのところ向田邦子作品を(本人以外の作品も含めて)順不同に読んできたが、つくづく読む順番は大事だということ。TV再放送の阿修羅のごとくを見たためにそこから読み始めたのだが、そこは丁度向田邦子の作品世界が変化し始めた頃でもあった様だ。いつか全集などで順を追って読んでみたいと思う。彼女の死後ドラマはネアカ一辺倒になってしまったとあり、彼女がその時代を生き続けていればドラマの様相も違っていたかもしれないとあった。2019/09/06

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