出版社内容情報
憲法論争の最大争点「九条&安全保障」を徹底検証!
護憲・改憲論の最大争点は「九条」だ。九条はなぜ日本国憲法の規定となり、いかにして作られたか。日米安保条約、変化した自衛隊、改憲論争史、冷戦後のあるべき安全保障論を含め、斬新な視点で検証し、見直しを迫る。冷戦後の新たな「戦争」の時代に、日本の選択はどうあるべきか。議論をする前に必読の書。
内容説明
護憲・改憲論の最大争点は「九条」だ。九条はなぜ日本国憲法の規定となり、いかにして作られたか。日米安保条約、変化した自衛隊、改憲論争史、冷戦後のあるべき安全保障論を含め、斬新な視点で検証し、見直しを迫る。冷戦後の新たな「戦争」の時代に、日本の選択はどうあるべきか。議論をする前に必読の書。
目次
第1章 戦争放棄条項の誕生の背景とは何か
第2章 九条はいかに作られたか
第3章 九条はどう受けとめられたか
第4章 日米安保体制はいかにして成立したか
第5章 自衛隊とは何か
第6章 日米安保条約とは何か
第7章 日米安保条約はどう変質してきたか
第8章 九条改正論議はどうなされてきたか
第9章 憲法九条と安全保障
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェルナーの日記
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本書が発刊されて十数年経つが、現政権が第2次安部政権になって憲法改正論議が際立ってきた。憲法改正論議の主流は、第9条とそれに関連する安全保障問題に行き着く。アメリカがトランプ政権になって真新しいが、おそらく安全保障問題と貿易問題を絡めて日本と対峙することだろう。そもそも現日本国憲法は如何にして成立したのか。とくに平和憲法といわれる第9条の成立は、どのような経緯をもって施行されたのか。また”日米安保”とはどのような条約なのか、について数多くの資料に基づき詳説している。現代史好きな方なら一読して損はない。2016/09/13