出版社内容情報
不祥事もみ消しの秘密主義にはこんな深い事情があった!
キャリア制度の問題点はいうにおよばず、その信頼度すら根底から崩れようとしている日本の警察。しかし、連続する不祥事を表面的に眺めているだけでは、この組織の不幸な特殊性はわからない。覚醒剤事件もみ消しを命じた神奈川県警本部長には最初からその意図があったのか。著者独自の取材網から得た内部証言を基に、経過を子細にたどると、「責任回避」「上司の意図を忖度する」といった警察組織独自の性質が浮かび上がる。建設的提言を行う評論文にして、国民が日々接する警察の本当の姿を描いたノンフィクション作品。解説・河上和雄
内容説明
キャリア制度の問題点はいうにおよばず、その信頼度すら根底から崩れようとしている日本の警察。しかし、連続する不祥事を表面的に眺めているだけでは、この組織の不幸な特殊性はわからない。覚醒剤事件もみ消しを命じた神奈川県警本部長には最初からその意図があったのか。著者独自の取材網から得た内部証言を基に、経過を子細にたどると、「責任回避」「上司の意図を忖度する」といった警察組織独自の性質が浮かび上がる。建設的提言を行う評論文にして、国民が日々接する警察の本当の姿を描いたノンフィクション作品。
目次
第1章 本部長はなぜ刑事被告人になったか
第2章 警察はなぜ世論に信用されないのか
第3章 警察はなぜ過誤を認めないか
第4章 警察官の不祥事はなぜ大騒ぎされるか
第5章 警察本部長はお飾りの殿様か
第6章 なぜ警察庁は全国警察に君臨できるか
第7章 キャリア制度を抜本改革せよ