小学館文庫<br> 殿下の料理番 皇太子ご夫妻にお仕えして―伝統と新風 皇室のいま

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小学館文庫
殿下の料理番 皇太子ご夫妻にお仕えして―伝統と新風 皇室のいま

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  • サイズ 文庫判/ページ数 219p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094041651
  • NDC分類 596
  • Cコード C0195

出版社内容情報

皇太子さま、雅子さまの料理番が初めて綴った宮中秘話。

 昭和天皇、今上陛下、皇太子殿下の三代にわたって仕えた宮中料理番、二十六年間の日々。 特に皇太子ご夫妻ご成婚直前のお素顔、「食」を通した御所での日常が初めて明かされている。 たとえば、皇太子さまが淹れられたコーヒー、雅子さまが作ったチキンカレーとオニオンスープ。そして退官直前、両殿下が要望された「最後のリクエスト」などほほえましいエピソードの数々……。 さらに、これまで知りえなかった、宮中での食材の選び方、調理の仕方、厨房の様子などを事細かに紹介。

内容説明

昭和天皇、今上陛下、皇太子殿下の三代にわたって仕えた宮中料理番、二十六年間の日々。特に皇太子ご夫妻ご成婚直前のお素顔、「食」を通した御所での日常が初めて明かされている。たとえば、皇太子さまが淹れられたコーヒー、雅子さまが作られたチキンカレーとオニオンスープ。そして、退官直前、両殿下が要望された「最後のリクエスト」など微笑ましいエピソードの数々…。さらに、これまで知りえなかった、宮中での食材の選び方、調理の仕方、厨房の様子などを事細かに紹介。

目次

プロローグ―コウノトリが舞い降りた日に
宮中料理人の仕事
“食”のあやなすコンチェルト
東宮御所の和やかな日々
微笑みのマリアージュ
忘れられない料理と出来事
エピローグ―三十の味の思い出玉手箱

著者等紹介

渡辺誠[ワタナベマコト]
1948年、東京生まれ。70年より宮内庁管理部大膳課に勤務、東宮御所の主厨を経て、96年退官。現在、くらしき作陽大学食文化学部講師を務める一方で、フランス料理とマナーのサロン「Le Fin du Fin」を主宰
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

梅干を食べながら散歩をするのが好き「寝物語」

6
新天皇の皇太子時代に仕えた料理人のエッセイ。フレンチが専門ながら、皇族の要望に応えてあらゆる料理に対応してきた著者の器の大きさが伝わってきた。著者と天皇一家との穏やかな交流を垣間見ることができ、読んでいて温かい気持ちになった。職人としての厳しさも伝わってくる。社会人として、学ぶことの多い一冊だと感じたい。2019/10/16

てくてく

6
昭和天皇、今上天皇、そして皇太子の3代に料理人として仕えた著者の回想談。全編を通じて仕えた皇室への敬意を感じる好感度の高い一冊。ハレとケのけじめをつけること、特にケである日常生活については質素をこころがけていること、人を使う立場にある人ならではの周囲に居る人への気遣いなどについてのエピソードが清々しかった。2018/08/14

sasha

6
皇太子殿下の下に届いた某国からの羊の丸焼き。両陛下と紀宮さまも加わってのお食事の席で「お皿を持ってお並び下さい」と言ってしまった著者。陛下がお皿を持って、あの笑顔で並んでいらっしゃったのかと思うとなんか可愛い。独身時代の皇太子殿下は新聞の切り抜きを持参して「こんな料理は出来ますか」と尋ねになったとか。宮中晩さん会以外でも皇族のお食事を担当する大膳の仕事に対する誇りも感じられ、読みやすいエッセイだ。2018/01/09

うたまる

3
「そのワインは、お客様のときでも対応できる格のワインですか?」「はい、これでしたら、充分にお使いいただけるものです」「それでは、このワインはこんどお客様が来られたときにお出しすることにしましょう。国産のワインで、手軽に飲めるものはありませんか?」……三代の皇族に仕えた宮中料理人の回想エッセイ。実直を絵に描いたような筆致で、菊のカーテンの内幕を垣間見せてくれる。紹介される皇族の肉声はどれも慎み深く抑制的、かつ気遣いに溢れるものだった。退官後の著者が衒いなく率直に敬意と感謝を述べるのも、然もありなんと思う。2018/03/27

spinoza

1
著者の料理人としての矜持と、皇太子ご夫妻(現在の今上陛下ご夫妻)に対する尊敬の念に溢れた本だった。皇太子さま(当時)の思慮深さを物語るエピソードの多いこと多いこと。そして、雅子様が皇太子さまに料理をお作りになる話には、こちらまでときめいてしまった。読んでいて心が清々しくなる本でした。2023/07/07

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