出版社内容情報
孤独で滑稽かつ狡猾な「将軍様」を完全プロファイリング。金正日分析と北朝鮮の現状から計る日朝交渉の進め方とは？
二〇〇二年九月以来、次々と罠を仕掛ける金正日。本書は、独裁的な指導者の顔を持つ一方で、孤独で滑稽な「将軍様」の顔を持つ金正日の性格から趣味、政治スタイルに到るまで完全プロファイリング。戦争をも恐れぬ風を装う「将軍様」は、カラヤン以上の天才音楽家にして革新的な映画監督、卓越した理論家にしてベストセラー作家、そして北朝鮮の科学の父だった!? 金正日分析と北朝鮮の現状から計る日朝交渉の進め方とは？
内容説明
母を失い、転学を繰り返した孤独な幼・少年時代と、贅沢三昧の青年時代。そして、約束された出世の道を経て、人民に君臨する独裁者へ―。「へつらう部下は寵愛する」「『満足組』は性的喜び、『幸福組』はマッサージ、『歌舞組』は歌や踊りで将軍様や幹部に奉仕する」「数か所の邸宅を持ち、毎日違う家にいる。警護担当局員も居所を知らない」「カラヤン以上の天才音楽家、映画の巨匠、卓越した理論家、超ベストセラー作家、そして北朝鮮の科学の父」！？…。本書は、神格化のベールに隠された「将軍様」を完全プロファイリング！その実像と最新北朝鮮事情から日朝関係の行方をうらなう。
目次
第１章 金正日の生い立ち―謎に包まれた「伝説」の始まり
第２章 金正日のファミリー―複雑な女性遍歴と愛憎劇
第３章 金正日のプライバシー―隠された「将軍様」の実態
第４章 金正日の趣味と才能―これが本当なら人類最高の天才だが
第５章 金正日の性格と人物評価―まるでジキルとハイド
第６章 金正日の経済政策―国民の飢えより軍事が大事
第７章 金正日の戦争観―金正日は核を手放すか
著者等紹介
辺真一［ピョンジンイル］
コリア・レポート編集長。１９４８年東京生まれ。明治学院大学英文学科卒。新聞記者を経て、８２年に朝鮮半島問題専門誌「コリア・レポート」創刊。コメンテーターとして各種メディアで活躍中
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
