出版社内容情報
185万部突破シリーズ最強の最新刊エピソード4後編。
岬美由紀の言動をすべて看破してしまう北朝鮮の謎の女・李秀卿が身辺警護網を突破して行方をくらませた。李の残した数少ない手がかりをもとに、岬は一路ニューヨークへ。ついに彼女の姿をつきとめたが……。地獄の果て、二人の女のあいだに芽生えた友情??。しかし、その時こそメフィストの密使・ダビデが最後のカードを切った瞬間だった。超絶マジック連発、小説界のイリュージョニスト・松岡圭祐が不可能を再び可能にする。
内容説明
岬美由紀の言動をすべて看破する北朝鮮の謎の刺客・李秀卿が、身近警護網を突破。その直後、日本海海岸で北朝鮮に拉致されたとみられていた少女・星野亜希子が思わぬかたちで発見される。李の残した数少ない手がかりをもとに、岬美由紀は一路、ニューヨークへ。ついに彼女の居場所を突き止めたが…。危難の果て、突如、二人の女のあいだに芽生えた友情―。しかし、そのときこそ、“悪魔という名の神”の密使・ダビデが最後のカードを切った瞬間だった。小説界のイリュージョニストが、不可能を再び可能にする。
著者等紹介
松岡圭祐[マツオカケイスケ]
1968年12月3日、愛知県稲沢市出身。「催眠」を筆頭に大薮春彦賞候補作「千里眼」などベストセラー作を生み出す
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山下哲実
20
「千里眼の瞳」よりもスケールが広がり面白さ倍増していました。2014/10/02
ヴァーノン
15
千里眼メフィストの逆襲の後編。 反目していた美由紀と李秀卿が拉致問題や911のテロ、アフガンの戦闘地域での脱出劇を通じて、互いを認め合い、心を通わせていく姿はグッと来る。 祖国北朝鮮に身を奉じながらも、心の奥底で争いのない未来の世界平和を願う李秀卿の純粋さが垣間見えるラストは印象的だった。 It's a small world…いいですね。2018/12/14
鬼平
13
今回も楽しめました。メフィストコンサルティングのダビデがちょいちょい現れる。もしかして人の心の中に、誰にでもいるやつかもしれない。迷いとか悩みとかそんな時。解決するのはやはり自分しかない。決して環境のせいではない、自分が変わるしかないのだろうな。2019/09/27
詩界 -うたか-
12
#読了 「メフィストの逆襲」かの続き東京カウンセリングセンターが爆破される!?ダビデは笑い「千里眼の君が数々のチャンスを逃し見破ることが出来なかった理由をきちんと考えることだ」と言う。北朝鮮に拉致されたとされる星野亜希子は無事なのか◆大波乱が巻き起こった今作。単行本版は絶対見なくては、と思いつつ、嵯峨が自由にカウンセリングを生き生きとこなしているのがとても印象的に残る物語になってます。一方で美由紀は、美由紀にしか出来ないことをこなす。それは嵯峨との約束であった。蒲生といい、サブキャラもしっかり書かれた物語2019/11/01
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10
前編「メフィストの逆襲」と合わせての感想。前編の美由紀の自衛隊時代の姿を描いた部分がすごく印象深い。9.11の現場に美由紀を居合わせるとは、松岡さんかなりぶっ込んできましたね。エレベーターの場面は「あり得ないだろ」だけど、でも、これが岬美由紀!松岡ワールド炸裂の2作でした。2015/10/05