出版社内容情報
これまでまったく紹介されなかった預言者の生涯。
暗い夜の森を、白い服と灰色の服を着た二人が逃げる姿が見える。それはフランス革命で断頭台の露と消えたルイ16世と王妃マリー・アントワネットの逃避行であった。ノストラダムスはこの有名なヴァレンヌ事件を、二百年以上も前に、あたかも時空を越えて目撃したかのように四行詩に書き残した。黒死病荒れ狂う16世紀の南フランスで活躍した医師ノストラダムスの生涯と、後世の解釈で歪められた予言の真実を示す。解説・佐々木君紀。
内容説明
暗い夜の森を、白い服と灰色の服を着た二人が逃げる姿が見える…。それはフランス革命で断頭台の霧と消えたルイ十六世と王妃マリー・アントワネットの逃避行であった。ノストラダムスはこの有名なヴァレンヌ事件を、二百年以上も前に、あたかも時空を越えて目撃したかのように四行詩に書き残した。黒死病荒れ狂う十六世紀の南フランスで活躍した医師ノストラダムスの生涯と、後世の勝手な解釈で歪められた彼の予言の真実を示す本邦初訳。
目次
第1章 医師ノストラダムス
第2章 予言者ノストラダムス
第3章 ヴァロア家の七人
第4章 ブルボン王家
第5章 ノストラダムスと英国史
第6章 ノストラダムスとフランス革命
第7章 ノストラダムスとナポレオン
第8章 王政復古の虚と実
第9章 終わる世界へ