小学館文庫<br> カラカウア王のニッポン仰天旅行記

小学館文庫
カラカウア王のニッポン仰天旅行記

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  • サイズ 文庫判/ページ数 382p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094031171
  • NDC分類 291.09
  • Cコード C0198

出版社内容情報

ハワイの王様が明治の日本にやってきた!

 外国人による日本旅行記はどれを読んでもかぎりなくおもしろい。本書は、一八八一(明治一四)年、ハワイ王国の陽気な王様カラカウアが世界一周をしたときの旅行記を、日本編を中心に翻訳したのものである。カラカウア王一行は、日本に着くやいなや、なぜか大歓迎。豪華な晩餐会、芸者の接待などなど──その裏には不平等条約の改正にかける井上馨らの思惑があったのだ。一方、カラカウア王も密かな企みがあった。明治天皇に密会し、仰天すべきあるお願いをしたのだが──

内容説明

外国人による日本旅行記はどれを読んでもかぎりなくおもしろい。本書は、1881(明治14)年、ハワイ王国の陽気な王様カラカウアが世界一周をしたときの旅行記を、日本編を中心に翻訳したものである。カラカウア王一行は、日本に着くやいなや、なぜか大歓迎。豪華な晩餐会、芸者の接待などなど―その裏には不平等条約の改正に賭ける井上馨らの思惑があったのだ。一方、カラカウア王も密かな企みがあった。明治天皇に密会し、仰天すべきあるお願いをしたのだが―。

目次

カラカウア王、世界一周の旅に出る
サンフランシスコでの歓迎
いよいよニッポンへ
ニッポンでの歓待
カラカウア王、天皇と会見する
ニッポンとの重要な外交問題
ニッポンでの日々
カラカウア王の極秘提案
宴会とゲイシャガール
トウキョウを離れる〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

韓信

1
ハワイのカラカウア王が明治日本をはじめ、清朝、東南アジア、インド、エジプト、欧米と世界一周旅行をした旅行記のアジア部分の抄訳。稚気溢れる王と、国務大臣であるツッコミ役の著者、謹厳実直な侍従や酔っ払いドイツ人従僕など個性的な面々が出会うのは、明治天皇、井上馨、李鴻章…。会食で舟を漕いだかと思えば痛烈なキリスト教批判もする天衣無縫な王と、アメリカ人ながら西欧文明を相対視する理性的な著者たちの波乱含みの珍道中が楽しくも考えさせられる。19世紀末の各国の様子がビビッドに描かれ、図版多数のポップな仕様も含めて楽しい2021/07/10

小林ミノリ

0
まだハワイが王国だった頃、日本は明治時代だった、ハワイの王、カラカウアが見聞を広め外交を進めるための旅行の記録、その日本編を抄訳、博物学的にも貴重な図版多数、日本とハワイの意外な繋がりを知る、仰天の事実。

naoto

0
奇才・荒俣宏の翻訳本。まだハワイが王国だったころの、ハワイの王様の世界旅行記。日本の明治維新が世界で評価されていることを実感。もしハワイ王家との縁組をしたなら、アメリカに併合は…されたのかな、やっぱり。2013/08/25

しろこ

0
王様が子供っぽくてかわいいww

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