出版社内容情報
NYの高校に通う孫娘から届いた手紙は、戦争を体験した祖父への質問状だった。祖父は自らの人生を振り返り、孫娘の問いに真摯に答えていく。昭和の時代を生き抜いた人々のひたむきな姿を伝える感動のベストセラーを文庫化。
ニューヨークの高校に通う孫娘から分厚い手紙が届いた。歴史の授業で太平洋戦争を勉強することになったという。手紙は戦争を体験した祖父への質問状だった。「なぜ軍人の学校に進んだの?」「アメリカとの戦争は正しかったと思う?」……かつて軍人を志した祖父は自らの人生を振り返り、孫娘の問いに真摯に答えていく。昭和をひたむきに生きた日本人の誇りと、手紙を通して心がつながる祖父と孫の感動を描く、話題のベストセラーを遂に文庫化!解説・渡部昇一
内容説明
ニューヨークの高校に通う孫娘から分厚い手紙が届いた。歴史のクラスで太平洋戦争を勉強することになったという。手紙は、「戦争の見方、体験は国によっても違いがあるはず」との歴史教師の考えを受け、戦争を体験した祖父への孫娘からの質問状だった。かつて軍人を志した祖父は自らの人生を振り返り、孫娘の問いに真摯に応えていく。「なぜ軍人の学校に進んだの?」「アメリカとの戦争は正しかったと思う?」…昭和をひたむきに生きた日本人の誇りと、手紙を通じて心がつながる祖父と孫の感動を描いたベストセラーを文庫化。
目次
1 生い立ちと陸軍士官学校(おじいちゃんの生まれたころの日本は?;おじいちゃんが受けた義務教育は? ほか)
2 終戦、そしてルネッサンス(陸軍士官学校の教育はどんなだったの?;おじいちゃんは戦場に行ったの? ほか)
3 戦争の本質について(アメリカとの戦争は正しかったと思う?;終戦直後の日本の様子を教えて)
4 失われしもの(極東軍事裁判について、どう思う?;戦後の新体制に感じたことは? ほか)
5 日本人の心(天皇について、おじいちゃんの考えは?;日本のこれから、そしてアメリカとの関係は?)
著者等紹介
中条高徳[ナカジョウタカノリ]
昭和2年長野県生まれ。陸軍士官学校、旧制松本高等学校を経て、27年学習院大学卒業。同年アサヒビール入社。50年取締役。常務、専務を経て63年副社長に就任。平成2年アサヒビール飲料会長。8年にアサヒビール特別顧問。10年より同名誉顧問
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