小学館文庫<br> 辺城浪子〈4〉

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小学館文庫
辺城浪子〈4〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 310p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094028287
  • NDC分類 923.7
  • Cコード C0198

出版社内容情報

運命の絆、愛怨の挽歌! 漆黒のチャイニーズ・ウエスタン!

関東万馬堂の当主・馬空群を狙う傳紅雪は郎党の剣豪を倒すが、たったひとりの愛人を失い、仇敵の馬空群もまた仲間の裏切りにあって自ら砦屋敷に火を放ち、姿をくらました。彼をかくまっていたのは意外にも、傳紅雪の危機を救い奇妙な友情をよせる葉開の恋人の叔母・丁白雲だった。彼女こそ十数年前の神刀堂一族惨殺のもうひとりの黒幕だったのだ。無念を名に刻んだ傳紅雪が、ふたりに刃を向けたとき、秘められた事件の真相が暴かれる。

内容説明

関東万馬堂の当主・馬空群を狙う傅紅雪は郎党の剣豪を倒すが、たったひとりの愛人を失い、仇敵の馬空群もまた仲間の裏切りにあって自ら砦屋敷に火を放ち、姿をくらました。彼をかくまっていたのは意外にも、傅紅雪の危機を救い、奇妙な友情をよせる葉開の恋人の叔母・丁白雲だった。彼女こそ十数年前の神刀堂一族惨殺のもうひとりの黒幕だったのだ。「雪を紅に染めて死んだ父の仇を討て」―その無念を名に刻んだ傅紅雪が、ふたりに刃を向けたとき、秘められた事件の真相が暴かれる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

辺野錠

3
終盤の怒涛のような真実の明かされ具合が圧巻だった。主人公の仇が逃走の中しょぼい犯罪をやる所まで追い詰められるのが皮肉。別の作品の登場人物が出たしこの作品の主役2人も元は別々の作品の主役でこれはその過去編らしいし古龍作品の間でどのようなリンクがあるのかが気になった。2021/02/17

九十九式

0
寂漠とした黄砂の世界。血にまみれた復讐と眼には見えぬ絆と人情をめぐる物語も最終巻。読み終えてしまうのが勿体なくて寂しくなった。しかしやはり古龍小説。最後の風呂敷の畳みっぷりが豪快で最後にかけてページを捲る手が止まらなくなった。前巻での阿飛の登場もそうだけど、本巻も「多情剣客~」のあのキャラが人間味を滲ませるシーンが熱い。 それにしてもメインヒロインは毎回すげえヒロインオーラ出してておいしいし、悪女妖艶系ヒロインも魅力的でとてもいい。次は蝙蝠伝奇を読もうかと思います。2015/12/12

0
恨みから始まった物語が赦しに至るまでの壮大な中華活劇。衝撃の事実&怒涛の展開で終始目が離せず、正直最終2章でちょっと話盛りすぎじゃない!?ってつっ込みたくなるけど、ずっと怨恨に縛られていたあの傅紅雪が最後に残す台詞に思わず胸がつまった…。多情~からのキャラも登場してくるので、先に多情を読んでるといろいろ深読みできてとても面白いです。講談みたいに腹から声に出してよみたい武侠小説。あとがきの壮絶な作者遍歴も含めてめちゃ楽しかった!2015/04/12

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