出版社内容情報
元役人が告発・提言する血税の行方!!
税金は取りやすいところから徴税する、取りにくいところは隠れて徴税し、徴税した税金は無駄遣いする。元大蔵省役人が告発する、驚くべき亡国の税制の実態。国民から活力を奪う欠陥税制を論破し、自らの経験とグローバルな視点から他の先進諸国との比較を軸に、崩壊に直面している日本経済のとるべき道を提案する。自分の血税のゆくえを知りたい人必読の快著。解説は大前研一。
内容説明
サラリーマンなら毎月天引き、自営の方は毎年二月の狂乱の帳簿づけで徴収される所得税にはじまり、納税のために手放さなくてはならぬ先祖代々の土地家屋という図式もあったりするはてな?の相続税、住民税に消費税、車が走ればガソリン税、楽しく飲んだら酒税、輸入品には関税などなど、われわれ国民はやたらと税金を納めているんだが、そうしてかき集められた膨大な国家予算は、どう使われているのだろうか…?外面減税・内面増税と、手を替え品を替え血税を搾り取ろうとする利権にまみれた政府。税収に反し年々増加する歳出と巨額の国債。国民に明らかにされない驚くべき徴税の理念と原則。この無謀がまかり通る日本はどうなる。
目次
第1章 大蔵・亡国税制ここにあり(大蔵省主導の政治;年間127兆円、GDP比25%を扱う巨大官庁;明らかにされない徴税の理念・原則 ほか)
第2章 「酷税」驚愕のしくみ(所得税・65%の高率税制が社会の活力を奪う;日本型異質の欠陥消費税;大蔵省が注ぎ込んだ巨額な公共事業費 ほか)
第3章 「脱却」なくして再生なし(日本を覆うペシミズム;国の構造改革、最優先は官僚主導政治からの脱却;日本経済再生の展望にふれる)
第4章 壮大なむだ遣い。ここで減らす(まず、過去に学び財政再建から;明確な理念に基づく税制改革・減税を;バラマキ減税六兆円、追加補正10兆円 ほか)
終章 出番を待つもの