出版社内容情報
アダルト・チルドレン、家庭内暴力、拒食・過食症で悩む人びとの血縁よりも癒してくれたセルフ・ヘルプグループ。
アメリカのアルコール依存症者の自助グループAAの方式を手本に、セルフヘルプ・グループを育てた著者によるアルコール依存症、拒食・過食症、家庭内暴力、性虐待の犠牲者たちの自己回復物語。前半はアメリカでAAグループが設立された時代背景(世界恐慌後)と関わった人びとの葛藤を、後半は日本でのセルフヘルプ・グループ10年の歩みと参加者たちが立ち直っていく様子を描く。崩壊する社会と家族の実相が見えてくる。
内容説明
アルコール・薬物依存症、子どもへの虐待、拒食・過食症などから、自己回復した人びとの感動の物語。
目次
ボブが自由になった日―あるセルフヘルプ・グループの誕生
ウィリアム・ウィルソンからビル・Wへ―ひとつの回復物語
ビルの抑うつと一二の知恵―グループ(全体)はどのように生き残ったか
回復物語の中の「自己」―「どん底」の体験は何を変えるか
パラドクスと魂の成長―AA神学の解読
断酒会とアラノン―AA概念の広がり方
ロイスのイネイブリング―嗜癖者の配偶者たちの嗜癖
妻から女へ―もうひとつの回復物語
バタード・ウーマンたちが作ったシェルター―暴力という嗜癖トラウマ(心的外傷)後遺症
共依存症―ここにもまたパワーゲーム〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Baron
2
自助グループについて、非常に深い考察をしている一冊だと思う。 特に依存症、共依存、アダルトチルドレン、虐待などに興味がおありの方は一読をオススメする。 現代社会の対人関係において、「パワー信仰」と「他者に対するコントロール欲求」は、あまりにありふれており不可避なものなのであるが、確実に我々を生きづらくさせている。 そこから脱却するには、己の無力(パワーレス)を認め、対人関係における支配・服従や、上か下かといった価値観や生き方を修正しなければならない…。 一回だけとはいわず、何回も読み返したい一冊である。2015/02/16
アマテラス
2
SHG(セルフヘルプグループ)の事を知るのには最適な良書。 仕事でも活用できるクォリティーです。




