出版社内容情報
「俵星玄蕃」の三波春夫が槍をペンにかえて迫る「太子憲法」の真髄!
『和を以つて貴と為し、忤ことなきを宗とせよ』に始まる聖徳太子憲法は、官僚のあり方について述べた「通蒙憲法十七条」がとみに有名だが、実はこれに続く政治家、教育者、神職、僧侶にあてて書かれた六十八条があることはあまり知られていない。人民の上に立つ公僕はいかにあるべきか。全八十五条は随所に官・政、経済ともに逼塞の様相を見せる現代への痛烈な警告と新鮮な励ましに満ちている。サポーター代表・永六輔。
内容説明
『和を以って貴と為し、忤ことなきを宗とせよ』に始まる聖徳太子憲法は、官僚の在り方について述べた「通蒙憲法十七条」がとみに有名だが、実はこれに続く政治家、教育者、神職、僧侶にあてて書かれた六十八条があることはあまり知られていない。歴史は生き方の宝庫である。―巷の碩学三波春夫が、浪曲巡業、シベリア抑留、歌手活動を通じて掴みとった歴史の糸口をたぐりよせて、太子憲法の全容に真摯に迫る新歴史書。
目次
生きている聖徳太子の憲法(今なお新しい太子の憲法;白鹿伝説;推古天皇の勅命 ほか)
聖徳太子憲法を読む(通蒙憲法十七条;政家憲法十七条;儒士憲法十七条 ほか)
隠された古代日本史(日本の織物の神様―秦河勝;「先代旧事本紀大成経」とは何か;歴史書は勝者の手で作られる ほか)
まほろば紀行―永六輔氏と行く検証の旅
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
残心
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歌手の三波春夫さんが聖徳太子の研究家であったとは知りませんでした。 一般に知られている十七条の憲法は「国家公務員用」で、他に「政治家用」「儒学者用」「神職用」「仏教者用」があったということです。 一般に知られている「国家公務員用」の十七条の憲法では、第二条が改ざんされている。「三宝」ではなく、「三法」で日本・インド・中国の神道のことだそうです。 また、聖徳太子は仏教を宗教ではなく釈迦の”学問”として考えておられたとのこと。 ”他国が日本に攻めて来たとき、傀儡政権を建てて国民を売るという輩が出てくるものだ”2018/10/29
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