小学館文庫<br> 代理出産―不妊患者の切なる願い

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小学館文庫
代理出産―不妊患者の切なる願い

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  • サイズ 文庫判/ページ数 267p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094025163
  • NDC分類 495.48
  • Cコード C0195

出版社内容情報

子宮のない女性にも子を持つ権利はある!

「産みたくても産めない」という少数者の声を無視して、代理出産を法的に禁止しようという動きが強まりつつある中、著者はあえてその実施に踏み切った。戦後間もないころから行われてきた「非配偶者間人工授精」(AID)にはじまり、不妊治療は生殖医療へと進歩してきた。夫婦の受精卵を第三者の子宮で出産する「代理出産」は、なぜ批判されるのか。悩みを持つ多くの患者の肉声とともに、実施に踏み切った理由と、その後の経緯を、克明に綴る。

内容説明

「子宮をなくした姉に代わって子供を産みたい」そう切実に訴える女性に、姉夫婦の受精卵を着床させて、日本で初めての「代理出産」を実施した著者。一方で「産みたくても産めない」という少数者の声を無視して、代理出産を法的に禁止しようという動きが強まりつつある。戦後間もない頃から行われてきた「非配偶者間人工授精」(AID)にはじまり、不妊治療の領域は生殖医療技術の進歩とともに拡大してきた。夫婦の受精卵を第三者の子宮で出産する「代理出産」は、なぜ批判されるのか。多くの患者の肉声とともに、実施に踏み切った経緯を克明に綴る。

目次

序章 「代理出産」はなぜ問題とされるのか
第1章 思いがけない朝日新聞の不意打ち報道
第2章 不妊は私たちの隣にある
第3章 私と生殖医療のかかわり
第4章 すべての批判にこたえる
第5章 不妊に向き合う人々の叫び

著者等紹介

根津八紘[ネツヤヒロ]
1942年長野県生まれ、信州大学医学部卒。諏訪マタニティークリニック院長。日本初の「減胎手術」「非配偶者間体外受精」を実施して論議を呼び、2001年5月には「代理出産」の実施を公表。世論を喚起した
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