出版社内容情報
ソ連邦の崩壊は五十余年にわたる東西緊張に終止符を打った。しかしそれは新たな危機を表面化させるにいたった。現在も絶大なランドパワーを誇り、世界に影響を与え続けるロシア軍と核の現状に激しく迫る!!
ソ連邦の崩壊は五十余年にわたる東西緊張に終止符を打った。しかしロシアの誕生は新たな緊張を表面化させた。急速に、しかし確実に老朽化している兵器と装備。対西側陣営を想定して膨張してきた陸軍国・旧ソ連の冷戦時代の遺産であり、それは国土のいたるところに現存している。そこにはいまなお、巨大化した軍事国家の〈意志〉と恐るべき現実があった。ソ連邦崩壊後も絶大なランドパワーを誇るロシア軍と核の不可避な現実に迫る。
内容説明
地球経度の六分の一を占め、十一の標準時を持つ大ロシア。この新しい国家の誕生は国際社会に新たな緊張を現出させるにいたった。急速に、しかし確実に老朽化している兵器と装備。対西側陣営を想定して膨張してきた陸軍国・旧ソ連の冷戦時代の遺産であり、それは国土のいたるところに現存している。そこにはいまなお、巨大化した軍事国家の「意志」と恐るべき現実があった。広範な領土をもち、ソ連邦崩壊後も絶大なランドパワーを維持するロシア軍と核の不可避な現実に、現役ジャーナリストが渾身の取材で肉迫した書き下ろしノンフィクション。
目次
第1章 極北の原潜基地で
第2章 艦隊の憂鬱
第3章 核をねらう犯罪者たち
第4章 地図にない町で
第5章 草原と森の核ミサイル基地で
第6章 病めるロシア軍