小学館文庫<br> プロメテウスの墓場―ロシア軍と核のゆくえ

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小学館文庫
プロメテウスの墓場―ロシア軍と核のゆくえ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 270p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094022919
  • NDC分類 319.8
  • Cコード C0195

出版社内容情報

ソ連邦の崩壊は五十余年にわたる東西緊張に終止符を打った。しかしそれは新たな危機を表面化させるにいたった。現在も絶大なランドパワーを誇り、世界に影響を与え続けるロシア軍と核の現状に激しく迫る!!

ソ連邦の崩壊は五十余年にわたる東西緊張に終止符を打った。しかしロシアの誕生は新たな緊張を表面化させた。急速に、しかし確実に老朽化している兵器と装備。対西側陣営を想定して膨張してきた陸軍国・旧ソ連の冷戦時代の遺産であり、それは国土のいたるところに現存している。そこにはいまなお、巨大化した軍事国家の〈意志〉と恐るべき現実があった。ソ連邦崩壊後も絶大なランドパワーを誇るロシア軍と核の不可避な現実に迫る。

内容説明

地球経度の六分の一を占め、十一の標準時を持つ大ロシア。この新しい国家の誕生は国際社会に新たな緊張を現出させるにいたった。急速に、しかし確実に老朽化している兵器と装備。対西側陣営を想定して膨張してきた陸軍国・旧ソ連の冷戦時代の遺産であり、それは国土のいたるところに現存している。そこにはいまなお、巨大化した軍事国家の「意志」と恐るべき現実があった。広範な領土をもち、ソ連邦崩壊後も絶大なランドパワーを維持するロシア軍と核の不可避な現実に、現役ジャーナリストが渾身の取材で肉迫した書き下ろしノンフィクション。

目次

第1章 極北の原潜基地で
第2章 艦隊の憂鬱
第3章 核をねらう犯罪者たち
第4章 地図にない町で
第5章 草原と森の核ミサイル基地で
第6章 病めるロシア軍

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

806_shusaku

1
軍事面を中心にソ連からロシアへの移行期の混乱状態が分かりやすく書かれている。経済的に苦しかった新生ロシア政府は軍事費に十分な予算を回すことが出来ず、結果として原潜や核ミサイルの管理・処分が出来なくなっていく。核廃棄物は海洋投棄され、ウランなどの核物質が武器商人を介して闇マーケットに流れていった。またこれまでエリートだった閉鎖都市の科学者は生活に困窮して追いつめられていった。チェチェン戦争では帰還兵が心理的障害に悩まされるなど多くの問題がレポートされている。2017/01/13

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