出版社内容情報
勅使河原蒼風、中川幸夫を軸に、華道界の舞台裏を実名で描いた人間ドラマ。新田次郎賞受賞作。
草月流を抱えつつ、新しい創作活動を目指した勅使河原蒼風、そして、自らは一本の花も生けずに、池坊の発展に命を賭けた山本忠男、流派を飛び出し、自由な花の世界を作った中川幸夫と半田唄子、さらに、家元群の美しき後継者たち…敗戦の焼け跡から蘇った華道界で生き残りを賭けた人々のユニークなドラマ、華麗な世界の舞台裏を通して日本の実像と虚像、社会と文化のカタチを浮き彫りにする。
内容説明
「花はかならずしも優しく、美しく、はかないといったものだけが、すべてではない。実に執拗で頑丈で、怪奇に満ちているものである。」草月流を抱えつつ、新しい創作活動を目指した勅使河原蒼風、そして、自らは一本の花も生けずに、池坊の発展に命を賭けた山本忠男、流派を飛び出し、自由な花の世界を作った中川幸夫と半田唄子、さらに、家元群の美しき後継者たち…。敗戦の焼け跡から蘇った華道界で生き残りを賭けた人々のドラマ、華麗な世界の舞台裏を通して日本文化のカタチを浮き彫りにする。新田次郎賞受賞。
目次
第1章 向日葵
第2章 薔薇
第3章 桜
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
アキコ
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戦後のいけばなの世界を書いた小説。「前衛いけばな」を知りたくて手に取りました。ノンフィクション8割、フィクション2割で、登場人物は実在の人々です。現在の三大流派となっている池坊・草月・小原の生き残りをかけた「戦い」と、当時模索していったいけばな作家の「生き様」を知ることができる一冊です。勅使河原蒼風、小原豊雲、池坊専永、安達潮花、中川幸夫などの人柄を垣間見ることができます。2015/07/08
たつや
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新田次郎文学賞受賞作品。戦後の生花華道の流派を巡る昭和史ノンフィクション。戦後復興とともに一大ムーブメントを起こした華道。華やかではあるが、流派の対立、跡取りを巡る親子での確執など人間ドラマが印象深く引き込まれる2021/11/27
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