出版社内容情報
(中村政則)
身売り同然で家計のために工場へゆく製糸女工、戦争の長期化に伴い厳しさを増す炭鉱の生活、そして地主と村落共同体の締めつけの中で飢えに泣く小作農民。近代日本を貫く富国強兵の歴史をその底辺でささえた労働者・農民の実像と、過酷な労働と抑圧のなかでしだいに目覚めゆく民衆の姿を豊富な聞き書きをもとに編み上げたドキュメント民衆史。サークルの読書会や教科書・副読本に最適。
内容説明
近代日本を底辺で支えた女工や坑夫ら労働者と農民の実像に迫るドキュメント民衆史の決定版。
目次
女工・坑夫・農民―はじめに
資本主義の原罪
地主と小作人
生糸と軍艦
地底の世界
綿糸とアジア
工場法と労働者
目覚めゆく女工と坑夫
土地と自由
女工の叫び
窮乏の農村
荊冠旗
産業報国

              
              

