グレタ・ニンプ

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グレタ・ニンプ

  • 綿矢 りさ【著】
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • 小学館(2026/02発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 336p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784093965590
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

綿矢ワールド全開のデビュー25周年記念作

2001年『インストール』で文藝賞を受賞し作家デビューしてから25年。前作『激しく煌めく短い命』で女性同士の恋愛を描いた綿矢さんが新たに挑んだのは――綿矢作品史上最もファンキーな主人公が大暴れする”妊婦コメディ”小説!

◎本書より
「青春むだにするほど勉強したのに、働き盛りの繁殖期には全部中断して、産め産めって!そりゃねえだろ!クソッ」
「いくら金なくても、国のために子どもなんか産むか、ボッケエエエエエ!」
「あああ、もう声出さねえと、やってられねえ!痛い!めちゃくちゃ痛い!腹ん中で赤ん坊が暴れ回ってやがる!」

◎内容紹介
俊貴は控えめで笑顔が可愛い由依と結婚する。不妊治療を4年続けた末、夫婦2人で生きていくと決めた矢先、俊貴が仕事から帰宅すると、由依が珍妙な格好で踊っていた。「ヨウセイダーーーーッ!」。妊娠した喜びで(!?)由依は内面、外見ともに豹変。髪型はデニス・ロッドマンのように、喋り方は『ドラゴンボール』の孫悟空のようになる。
驚きと笑いに満ちた夫婦の日々を描いた「グレタ・ニンプ」と、バレンタインに手作りチョコを!壮絶な一夜の奮闘を描いた「深夜のスパチュラ」の2編を収録。

【編集担当からのおすすめ情報】
上記「本書より」で挙げたのは、主人公の由依の言葉です。それ以外にも、声に出して読みたいパンチラインが盛りだくさん。「女性セブン」連載中から、「面白すぎる」「早く続きが読みたい」と圧倒的な共感と人気を誇った小説の待望の単行本化です。プルーフを読んでくださった書店員の方々からも大絶賛の声が続々と届いています。読むと元気が湧いてくること請け合いで、デビュー25周年を飾るに相応しい作品となっています。装丁は佐藤亜沙美さん、装画はNAKAKI PANTZさん。装丁や本文レイアウトもスペシャル感が満載ですので、ぜひ楽しみに発売をお待ちください。

内容説明

俊貴は、控えめで笑顔が可愛い由依と結婚した。が、由依は長い不妊治療の末に妊娠すると突然、喜びのあまり(?)外見・内面ともに豹変する!妻の様子がおかしい―。「わきまえません、それがthis is me」綿矢作品史上最もファンキーな主人公が大暴れ!綿矢節が躍動する“妊婦コメディ”小説が爆誕!!祝作家デビュー25周年記念作。

著者等紹介

綿矢りさ[ワタヤリサ]
1984年、京都府生まれ。2001年『インストール』で文藝賞を受賞しデビュー。04年『蹴りたい背中』で芥川賞を受賞。12年『かわいそうだね?』で大江健三郎賞、同年に京都市芸術新人賞、20年『生のみ生のままで』で島清恋愛文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

263
綿矢りさは、新作をコンスタントに読んでいる作家です。 著者の最新刊は、著者デビュー25周年記念作品(これで良いのか❓)不妊治療妊活マタニティ・スーパーハイ・アバンギャルド・パンクマザー喜劇でした。しかしこれだけ、これだけ激変&豹変する妊婦は、存在しているのでしょうか(笑) https://www.shogakukan.co.jp/books/093965592026/03/12

さてさて

241
『見れば見るほど、由依は珍妙な格好をしている』。なんともキョーレツな姿を人前にさらすようになった妻・由依と出産のXデーへ向かう日々を送る主人公の俊貴。この作品にはそんな俊貴が変貌した妻の姿に振り回されていく様がコミカルに描かれていました。文字のフォントの工夫が視覚的な面白さを倍増させるこの作品。おふざけの根底に大真面目な前提が横たわり独特な雰囲気感を醸し出すこの作品。物語のあまりのかっ飛びぶりに、冷静にレビューをしていて良いのだろうか、と躊躇してもしまう、昨今のはじけた綿矢りささんの極みを見る物語でした。2026/02/05

hiace9000

182
しなやかにしたたかに「なりたい自分になる」 実行ボタンを押したのは、《妊娠陽性》反応だった。シャイで引っ込み思案の妻が突如極ぶっ飛び陽キャへ大変貌⁈ パープルの坊主頭、ドラゴンボールの孫悟空の喋りにキャラ混線したやけに豪快な90年代ヒャッハー系⁉︎…。その形容と夫・俊貴の冷静でまっとうなツッコミと苦悩に笑いと読む手は止まらず。国の不妊問題や少子化対策へのアンチテーゼとも読めるが、本質はまだ見ぬ子も含めた家族小説であり夫婦小説。前フリも伏線なしで中盤までひたすら暴走しまくる綿谷筆も痛快。異次元の妊婦、爆誕!2026/04/04

タックン

133
4年間の不妊治療を諦めた途端に自然妊娠がわかり、コンサバ系の大人しい感じから突然外見も内面も変わってしまった妊婦・由衣とその突然変異に戸惑う夫の捧腹絶倒な物語。 夫の目線からなぜ突然変わったかの戸惑いが語られていくが、妊娠後期になって由衣の独白で理由がわかり納得。 太字で書かれた由衣の本音が面白いし鋭い。でもこれって由比に代弁させた綿谷さんの本音だよね。少しリベラル寄りな気はするが今の少子化社会に対する鋭いメッセージだと思います。これ読んで共感する女性は多そうですね。 2026/04/07

mukimi

126
綿矢りさ、やってくれた!長い不妊治療の末に妊娠し突然キャラ変して紫の坊主頭になり政治活動を始めた妻に振り回されるエリート夫。なんかもう無茶苦茶なんだけど、妊婦はしおらしき聖母であり産後は幸福の絶頂という幻想を撃ち破る痛快な仕上がり。旦那目線の分娩の阿鼻叫喚は自分が産婦人科医であることも忘れて抱腹絶倒。かつては好きな人の背中を蹴りたくて蹴れない繊細な女子高生だった綿矢りさ、妊娠出産育児を経て、愛する人のために立ち上がれる強いママになったらしい。ファンキーな物語の中に彼女の昔ながらの美しい文章表現は健在。2026/03/24

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