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出版社内容情報
田中彩子フォトエッセイ
彼女の声は100年にひとりといわれるハイ・コロラトゥーラ(一般的なソプラノより遙か高音域)。「美人すぎるソプラノ歌手」「かわいすぎるオペラ」として、世界で注目を集めている。
京都府の普通の家庭で育った田中さんは、幼い頃からピアノを習い、高校の進路相談では「将来はピアニストに」と音大を志望していた。ところが、手が小さく、1オクターブに届かない。そんなとき恩師が声楽の道へ誘った。高校卒業後、18才で単身ウィーンへ渡るものの留学して4年、日本の友人らが次々と就職していくなか、田中さんはドイツ語の辞書を片手に、精神的にも金銭的にもツライ日々を過ごした。それでも夢をあきらめず、前を向いて歩いていたある日、転機が訪れた――
本書は、田中さんの半生を写真とともに綴る。アジア人に厳しいといわれる欧州のオペラ界で、どのように彼女が階段を上がっていったのか。また32才の女性として、家族、友人、健康や美容、恋愛・・・と、どのように向き合ってきたのかが綴られる。
【編集担当からのおすすめ情報】
ドラマチックでありながら、力強く生きてきた田中さんの半生に、きっと誰もが元気と勇気をもらえるはずです。また撮り下ろし写真は、ため息がこぼれるほどの美しさ。一方で、彼女の目を通して語られる音楽の都・ウィーンの生活や文化は、驚きと発見の連続になると思います。クラシックファンならずとも楽しめる一冊となっているので、ぜひ手にとっていただけたらうれしいです。
田中 彩子[タナカ アヤコ]
内容説明
“彩”という名を持つ彼女と、イタリア語の「色彩」を語源とする「coloratura」との運命的な出会いから始まった物語。音楽の都、ウィーンを舞台に繰り広げられる必然と奇跡に、きっとあなたの胸は揺さぶられる―世界が注目する天使の歌声。32才、初めてのフォトエッセイ。
目次
1 “歌”との出会い
2 音楽の都、ウィーンへ
3 4年目の苦悩、新たな転機
4 ソリストデビューへの道
5 出会いと別れ、そして恋
6 夢を叶える力
7 歌を歌うということ
著者等紹介
田中彩子[タナカアヤコ]
1984年2月23日、京都府生まれ。ウィーン在住のソプラノ歌手。コロラトゥーラの才能が注目され、高校卒業後、オーストリア・ウィーンで声楽を学び始める。22才でスイスの『ベルン州立歌劇場』において、日本史上最年少ソリストデビューを果たし大きな話題に。その後、イギリス・ロンドン名門オーケストラ『ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団』の定期公演への出演を果たすなど華やかなキャリアを重ねている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。