渇愛―頂き女子りりちゃん

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渇愛―頂き女子りりちゃん

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  • サイズ 46判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093898119
  • NDC分類 368.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

「頂き女子」に迫った衝撃ノンフィクション

複数の男性から総額約1億5千万円を騙し取った上、そのマニュアルを販売し逮捕された「頂き女子りりちゃん」に迫った本作に大絶賛の声続々!

◎町田そのこさん
彼女が奪う側に戻らない道を考える。読んでいるときも、読み終えたいまも。

◎橘玲さん
すべてウソで塗り固められた詐欺師
家族や社会から傷つけられた犠牲者
彼女はいったい何者なのか?


―選考委員激賞!第31回小学館ノンフィクション大賞受賞作―

◎酒井順子さん
りりちゃんの孤独、そして騙された男性の孤独に迫るうちに、著者もりりちゃんに惹かれて行く様子がスリリング。都会の孤独や過剰な推し活、犯罪が持つ吸引力など、現代ならではの問題がテーマが浮かび上がって来る。
◎森健さん
今日的なテーマと高い熱量。とくに拘置所のある名古屋に部屋を借りてまで被告人への面会取材を重ねる熱量は異様。作品としての力がある。
◎河合香織さん
書き手の冷静な視点とパッションの両者がある。渡邊被告がなぜ”りりちゃん”になったかに迫るうちに著者自身もまた、”りりちゃん”という沼に陥り、客観的な視点を失っていく心の軌跡が描かれているのが興味深い。



【編集担当からのおすすめ情報】
大きな話題を集めた「頂き女子りりちゃん事件」に真っ向から挑む姿勢と、そこに映し出された現代社会の姿がいま読むべきノンフィクションとして高く評価された1冊です。

“りりちゃん”との面会や手紙のやりとりを重ね、裁判を傍聴するうちに、少しずつ心の距離が縮まり、記者でありながら共鳴し「彼女の罪がわからない」と逡巡しつつ家族や被害者、「りりヲタ」を名乗り、彼女をフォローしていた女性たち、支援を申し出た関係者などに取材を重ね、深く、事件の核に迫ろうとする著者の姿に心揺さぶられること間違いなし。

対象に飲み込まれながらも真っ向から対峙し続けた著者にしか書くことができない情動と熱気に満ちた全く新しいノンフィクションです。



【目次】

プロローグ

第1章 誰も知らない、私だけの物語

第2章 彼女の罪がわからない

第3章 魔法のマニュアルを取り巻く人々

第4章 逆転する「母」と「娘」

第5章 極彩色の牢獄

エピローグ

内容説明

男性たちから総額1億5千万円を騙し取り、逮捕された「頂き女子」の正体。第31回小学館ノンフィクション大賞受賞作。

目次

第1章 誰も知らない、私だけの物語
第2章 彼女の罪がわからない
第3章 魔法のマニュアルを取り巻く人々
第4章 逆転する「母」と「娘」
第5章 極彩色の牢獄

著者等紹介

宇都宮直子[ウツノミヤナオコ]
1977年3月27日生まれ。多摩美術大学美術学部卒業後、出版社勤務などを経て、フリーランス記者に。「女性セブン」「週刊ポスト」などで事件や芸能スクープを中心に取材を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やすらぎ

175
ノンフィクション作家の宇都宮直子さんが追い続けた頂き女子りりちゃん。読了後、本題「渇愛」この漢字二文字が重くのしかかってくる。その行いは決して正しいことではないが、誰にでもある自分ではどうしようもできない事。背景を知るほど自身に置き換えて困惑する。成長期の過ごし方によっては事件を防げたのかもしれないが、被害者は存在し、貢がれたホストも捕まっている。本書は取材者側の心理的苦悩も記されており興味深い。人は誰かに必要とされていないと気づいたとき、居場所を失ったとき、絶望感を味わう。彼女は今、罪と向き合っている。2025/07/08

fwhd8325

75
妙な感覚です。消化不良とも違う、事件の背景が見えないことの苛立ちなのか、もやもやしています。被告の友人が語るように、「りりちゃんは私たちが作ってしまった」が、正しい解釈のように思います。犯罪であるか否かは別として、町中には罪悪感が欠如していることが増えてきたように感じます。自分ファーストだから、迷惑を感じるのは相手が悪いとでも言うように。リリちゃんも、犯罪を犯した自覚がないままなのだろうと思います。そして、刑期を終えたときに、世の中はどのようになっているのだろうか。2025/09/21

もぐもぐ

62
「頂き女子りりちゃん」こと渡邉真衣の起こした事件の詳細を知って、彼女と彼女を取り巻く環境の闇の深さに愕然となった。この話を読むまで、正直自分はこの事件を軽く捉えすぎていたのかもしれない。終始ホストと金の話に溢れ、逮捕されて以降も信者を生み出し著者さえ取り込まれそうになるカリスマ性と思考の不安定さに恐れを感じる。やるせない結末だったが、彼女の人生はまだまだ続く。数年後刑期を終えた時、彼女は被害者と向き合えるのだろうか。読み応えあるノンフィクションでした。 #NetGalleyJP2025/07/21

もちこ

40
ノンフィクションを普段読まない私でも、読みやすく、スルスルと頭に入ってくる文章と構成だった。 渡邊被告と話すうちに、彼女の虜になりかける著者の様子に、序盤はハラハラしてしまう。 けれども、著者は被害者側や、渡邊被告の母親、周りの人たちへの取材を怠らない。 その冷静な視点と、加害者や被害者の心情を慮る温かい視点のバランスが絶妙で、信頼できる書き手だと思わされる。2025/08/21

sayuri

39
第31回小学館ノンフィクション大賞受賞作品。男性達から総額約1億5千万円を騙し取り逮捕された「頂き女子りりちゃん事件」に迫ったノンフィクション。読み進めても一向に彼女の実態が掴めない。発する言葉からそれが本心なのか嘘なのかも分からない。ただ一つ確実に言えるのは彼女が反省など全くしていないという事。全財産を奪われ遺書まで書いた被害者へ対し、自分も被害者なのだから『お金は払いたくない』という。被害弁済プロジェクト宛てに書いた手紙には『毎月1円ずつ返す』との言葉が記され言葉を失った。想像力の欠如、これに尽きる。2025/08/07

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