大東亜論 〈第三部〉 - ゴーマニズム宣言SPECIAL 明治日本を作った男達

個数:
電子版価格
¥990
  • 電子版あり

大東亜論 〈第三部〉 - ゴーマニズム宣言SPECIAL 明治日本を作った男達

  • ウェブストアに3冊在庫がございます。(2025年05月20日 01時11分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 400p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784093897730
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0095

出版社内容情報

西郷の遺志を継ぎ、藩閥と戦った男達の物語

明治初期、西郷隆盛の精神を継ぐ者達と、専制に堕落した政府との新たな戦いが始まった。これは戦後、GHQの占領政策で「右翼」のレッテルを貼られた頭山満と玄洋社が、近代国民国家の建設に身命を賭した物語である。

民主主義はGHQによって与えられたのではない。
「広く会議を興し、万機公論に決すべし」──1868年に天皇が天地の神々に誓う形式で示された『五箇条の御誓文』の第一条には、民主主義の精神が盛り込まれている。

ところが薩長藩閥が牛耳る明治政府はその方針とは裏腹に、民の声を無視し、専制を強めていく。「維新」とはこんなはずではなかったと立ち上がった志士たちは「不平士族」とのレッテルを貼られ、今日もその偏見が幅を利かせている。
板垣退助や植木枝盛らと交流し、玄洋社を設立した頭山満は、欧米の帝国主義と戦うべく、アジア主義を掲げて奔走した。欧化政策に突き進む明治政府と対峙した彼もまた、戦後、GHQによって「右翼」のレッテルを貼られる。

民の側に立って藩閥政府の専横と戦った明治の志士たちに光を当て、忘れられた日本人の民主主義を勝ち取るための闘いを描く意欲作。

【編集担当からのおすすめ情報】
単行本化にあたって収録した「特別描き下ろし 私擬憲法という挑戦」は、憲法改正を安倍政権が掲げる今、大変読み応えのある内容です。

著者は、昨今の憲法改正論議を見て、
「護憲派は、現行憲法を守りさえすればいいとしか思っておらず、改憲派は変えさえすればいいとしか思っておらず、両極に閉じこもって思考停止している」
と痛切に批判します。

かつて、わずかな期間ではありましたが、日本人が真剣に自分たちの憲法を作ろうとした時期がありました。それがまさに本作品で描かれている「自由民権運動」の時代です。
私たちの先祖が憲法を作るために、多くの血と汗を流してきたことが物語を通じて感じられることでしょう。
なかでも、特別描き下ろしでは、自由民権運動において盛んに民間で作成された「私擬憲法」を取り上げ、徹底的に比較しています。当時の知識人たちが憲法制定にあたって、何に腐心していたのか、明瞭になるかと思います。
改憲派も護憲派も、政治的思想に関係なく、憲法を知る上で必読の書です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

273
相変わらずビリビリする展開が良かった。当時の人が溌剌として生き抜いた時代を肌で感じられたような気がする。平成の世を生きている人間としては明治の人々があっけに取られるほど一人一人が懸命に生きてるように感じた。今と比較しても虚しくなるが、議論も抜き差しならぬほど真剣に話して、命を落としてでも主張するエネルギーがあると政治だけでなく世の中も少しはマシになるかなぁ。2017/07/25

Y2K☮

38
勝者が記す歴史では殆ど触れられない英雄がいる。第二部の前原一誠、そして今回の植木枝盛や日本初の女性参政権を勝ち取った楠瀬喜多など。民の為の苦闘を続けながら彼らは皆明るい。著者も同じだ。「ゴー宣道場」に何度か参加したが生前退位や安保法制などの深刻なテーマを扱う中でもよしりんはユーモアを忘れず、我々を笑わせてくれた。まさに「うろん」の柔らかさ。同時代が正当に評価しなくても、この包み込む公の精神を受け継ぐ者は必ず現れる。政府に従うのが愛国心ではないし国民皆兵こそ民主主義の根本。苦い真実でもしっかり向き合わねば。2017/07/27

Y2K☮

28
植木枝盛の憲法草案が斬新。空想めいた点もあるが、まさか革命権を保障しているとは。そもそも憲法とは国の権力を縛るためのもの。この大前提が現在に至るまで広く認識されていないことが問題。国家が国民へ命令する規定(最小限の義務は除く)を入れた改憲案など論外なのだ。ただ自由民権運動はいいけど大同団結は無意味。頭数を揃えても面子や主導権争いが原因でまた分裂する。自公政権を崩すために野党が連立しても同じ結果になりそう。消費税減税や富裕層を優遇する税制の見直し、皇室典範改正など共有するイシューを絞ることでまとまれないか?2022/08/10

名言紹介屋ぼんぷ

13
「愛国者とは、政府に従う者のことではないのだ。」2023/03/02

みのくま

12
大東亜論は最高だ。今回は植木枝盛が主要キャラとして登場し、当時憲法をどのように考えたのか、翻って現在我々が直面する憲法改正にどう向き合っていけばいいのか、という示唆をくれる。しかし圧巻は「密偵の哲学」。密偵の最期の言葉は現代においてもとてもクリティカルだ。「この国の民は自由民権などこの先も永遠に望まぬ。お上による秩序だけを望むのだ。」ちなみに巻末の書き下ろしでよしりんは、「日本国憲法」が米国からの押し付け憲法なら「明治憲法」だって政府からの押し付け憲法だと主張している。虚無に墜ちず戦うよしりんを応援する。2017/08/13

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11999247
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品