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豊田章男が愛したテストドライバー

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  • サイズ B6判/ページ数 318p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784093897655
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0095

出版社内容情報

この男なくしてトヨタ再生は語れない!

社長就任発表後、試練の嵐は吹き荒れた。
59年ぶりの赤字転落。レクサス暴走事故を巡って米公聴会出席。東日本大震災の対応にも追われた。

“どん底”の豊田章男を支えたのは、開発中の事故でこの世を去ったテストドライバー・成瀬弘の言葉だった。
「人を鍛え、クルマを鍛えよ」

育ちも立場も世代もまるで異なる
師弟が紡いた巨大企業再生の物語――。


これは世界最大の自動車メーカーの開発の現場に立ち続けたテストドライバーと、その後ろ姿を追い、今は社長の座に就いた男が、長年にわたって築き上げた師弟の物語である――本書序文より。


【編集担当からのおすすめ情報】
大宅賞作家・稲泉連氏による初の「ビジネスノンフィクション」です。これまで戦争や災害などを取材対象としてきた稲泉氏は、今回、自動車業界のイロハを一から学びつつ、テストドライバー・成瀬弘氏の足跡を追い、さらには豊田章男氏に3度のインタビューを重ねました。完成には、なんと約5年の歳月を要しています。


第一章 運転の師
第二章 幻の第七技術部
第三章 聖地ニュルブルクリンクへ
第四章 社長育成
第五章 幸福な時間
第六章 弔辞
あとがき


稲泉 連[イナイズミ レン]
著・文・その他

内容説明

59年ぶりの赤字転落、レクサス暴走事故で米公聴会出席…“どん底”の豊田章男を支えたのは開発中の事故でこの世を去ったテストドライバー・成瀬弘の言葉だった。育ちも立場も世代もまるで異なる師弟が紡いだ、巨大企業再生の物語―

目次

第1章 運転の師
第2章 幻の第七技術部
第3章 聖地ニュルブルクリンクへ
第4章 社長育成
第5章 幸福な時間
第6章 弔辞

著者等紹介

稲泉連[イナイズミレン]
1979年、東京都生まれ。早稲田大学第二文学部卒業。05年に『ぼくもいくさに征くのだけれど 竹内浩三の詩と死』(中公文庫)で大宅賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kawai Hideki

64
19歳でトヨタに入り、トヨタの歴代レーシングカー開発に参画した、伝説のテストドライバーのお話。豊田章男社長に「運転のことも分からない人に、クルマのことをああだこうだ言われたくない」と言い放ち、豊田社長をレースに出られるまでに鍛え上げた。どんなに偉くなっても常に分解と組立て、試走を繰り返し、何がどうクルマの乗り味に関わるかをカラダで覚えていた人。その技術の集大成として開発していたレクサスLFAのテスト走行中、他のクルマと正面衝突し還らぬ人となった。「命をかけてクルマを作る」姿勢を体現した凄まじい人だった。2017/03/27

金城 雅大(きんじょう まさひろ)

25
胸に熱いものがこみ上げてきた。そんな読後感。成瀬弘も豊田章男も、他のエンジニアもみんなものすごくカッコいい。正に、「熱血漢」の形容が相応しい存在だ。トヨタの車に乗ってみたくなった。2017/03/23

おいしゃん

24
著者の他作がとても良かったので、続いて読んでみたが、こちらもトヨタファンになってしまいそうなほど、熱く素敵なノンフィクションだった。トップがこんなにクルマが好きで、熱い想いで向き合っているとは、さぞ良いクルマが出来上がるだろうと思わせてくれる。毎月特に良かった本を月に1〜3冊選んでいるが、2021年5月は当たり月なのか、これで6冊目。2021/05/29

C-biscuit

15
古本購入。トヨタのテストドライバー成瀬氏のことが書かれた本である。豊田社長社長の運転の師匠である。LFA開発の際にニュルブルクリンクでお亡くなりになったようで、その仕事ぶりと豊田社長との関係が本当にドラマである。最近の日本車は面白くないとの思いであるが、その中でもトヨタは86やスープラなどを復活させており、自動車業界のために今できそうなことをやっていると思う。マスブランドであるため、とんがった事ができないのであるが、成瀬さんが今のトヨタに影響を与えたのは間違いないとの思いである。とにかく泣ける本である。2021/09/24

しんこい

14
車を運転する喜びなんてちっとも分からず、早く自動運転の世界になってほしいと思っていますが、開発者やドライバーが単なるスペックだけでなく味わいにこだわり、それが経営者にも共有されているとよいというのは分かります。トヨタという大会社でそういう関係が成立したのが味噌ですね。欧州メーカーとの考え方の違いも興味深い。2016/05/08

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