出版社内容情報
戦後日本を背負った自民党総裁21人の素顔
東京・永田町にある自民党本部には、部外者が知り得ない秘境が数多く残る。総裁の執務室の一つ上の階にある自民党写真室はその一つだ。
党に写真室が設けられたのは1974年のことである。初代室長を任された岡崎勝久は、以来、保守政治の営みを「内側」から記録し続けた。
本書は、岡崎が撮りためた3万本にも及ぶ秘蔵フィルムから、自民党総裁21人たちがなした「歴史的瞬間」や知られざる「素顔」を厳選した写真集である。
例えば――
●”昭和の妖怪”岸信介の晩年の「泰然」
●佐藤栄作、ノーベル賞受賞直後の「満面」の笑み
●三木武夫の総裁抜擢を決めた「椎名裁定」舞台裏
●帰省中の田中角栄が母に見せた「童心」
●党本部火災で中曽根康弘が「唖然」
●若き橋本龍太郎が角栄の「鞄持ち」
●小泉純一郎、総裁選勝利直後の「歓喜」
●麻生太郎の”外人顔負け”の「粋なスーツ」
●”議員一年生”安倍晋三の「初心」
自民党は今年、結党60年を迎えた。
時の権力者たちが岡崎だけに見せた表情や姿――さらに、永田町の深淵を知るノンフィクションライター・常井健一氏の文章と併せて読むと、戦後ニッポンの激動が鮮やかに蘇ってくる。
【編集担当からのおすすめ情報】
岡崎勝久氏の秘蔵写真は、週刊文春、月刊SAPIOのグラビアにも掲載され、大きな反響が寄せられました。
内容説明
自民党に写真室が設けられたのは1974年。初代室長を任された岡崎勝久は、以来、保守政治の営みを「内側」から記録し続けた。歓喜、昂ぶり、落胆、安堵、憔悴…時の権力者が岡崎だけに見せた「表情」は、戦後ニッポンの激動を鮮やかに物語っている。誰にも見せたことがなかった自民党総裁21人の素顔。
目次
岸信介
佐藤栄作
田中角栄
三木武夫
福田赳夫
大平正芳
鈴木善幸
中曽根康弘
竹下登
宇野宗佑
海部俊樹
宮澤喜一
河野洋平
橋本龍太郎
小渕恵三
森喜朗
小泉純一郎
安倍晋三
福田康夫
麻生太郎
谷垣禎一
著者等紹介
岡崎勝久[オカザキカツヒサ]
フォトグラファー、自民党写真室初代室長。1944年神奈川県横浜市生まれ。70年明治大学政治経済学部卒業。71年日本写真学園を中退し、フリーカメラマンとして独立。74年自民党本部入職。党専属カメラマン第一号として写真室に配属され、歴代21人の自民党総裁を始めとする自民党議員を撮影。2009年定年退職。現在は、後進の指導に当たる。『保守の肖像―自民党総裁六十年史』が、初めての写真集となる
常井健一[トコイケンイチ]
ノンフィクションライター。1979年茨城県笠間市生まれ。ライブドア(現LINE)を経て、朝日新聞出版に記者として入社。「AERA」で政界取材担当。退社後、オーストラリア国立大学に留学し、2012年末からフリー。主に政治分野の調査報道を手掛け、国内主要誌に寄稿している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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