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出版社内容情報
関西の視聴率男の「心奥」を描く
2014年1月3日、歌手でタレントのやしきたかじん氏が食道ガンで死去した。関西を中心に活動してきた、いわば”ローカルタレント”である。
しかし、翌日の全国紙はその死を大きく報じた。死後2か月後にとりおこなわれた偲ぶ会の発起人には、安倍晋三首相、建築家・安藤忠雄氏など各界の大物が名を連ねるなど存在感の大きさを示した。
ただし、数多の追悼番組が組まれ、芸能人との交遊録も語られたたかじんだが、素顔はあまり知られていない。
なぜ東京進出に失敗し、その後、東京の番組出演を避け、さらには東京への番組配信すら禁じたのか。晩年、なぜ政治に接近し、政治家を生む原動力となっていったのか――。
取材で明らかになっていったのは、ある作詞家が「小心者で、優しくて、気の弱いおじさん。あの人は、やしきたかじんを演じていたと思う」と評したように、一見、剛胆にみえるたかじんのあまりに一本気で繊細すぎる一面だった。本書は内なる葛藤を抱えながら、自らに求められた役割を「演じ続ける」たかじんの「心奥」を、たしかな取材で描いていく。
【編集担当からのおすすめ情報】
2014年小学館ノンフィクション大賞優秀賞に選ばれた人物評伝です。
角岡 伸彦[カドオカ ノブヒコ]
著・文・その他
内容説明
関西の視聴率男の「心奥」を描く2014年小学館ノンフィクション大賞優秀賞受賞作。
目次
序章 プロフェッショナル
第1章 ルーツ
第2章 酒場の契約歌手
第3章 タレント開眼
第4章 『あんた』のバラード
第5章 東京
第6章 震える歌
第7章 司会者と政治家
第8章 縫合不全
終章 幕が下りてから
著者等紹介
角岡伸彦[カドオカノブヒコ]
1963年、兵庫県生まれ。関西学院大学社会学部を卒業後、神戸新聞記者などを経て、フリーライター。2011年、『カニは横に歩く 自立障害者たちの半世紀』(講談社)で第33回講談社ノンフィクション賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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