亡国の日本大使館

亡国の日本大使館

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  • サイズ B6判/ページ数 294p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784093892520
  • NDC分類 319.1
  • Cコード C0030

出版社内容情報

瀋陽の日本総領事館「亡命者連行事件」など氷山の一角にすぎない。日本の在外公館の驚くべき“無能”“怠慢”“棄民”ぶりを、第一線の国際ジャーナリストが真正面から撃つ!「外務省の大罪」の原点、ここにあり。

 今年5月に起きた中国・瀋陽の日本総領事館事件での“媚中”外交や、9・11米中枢同時テロの際のニューヨーク日本総領事館における邦人保護の杜撰さなど、まさに「亡国」と呼ぶべき日本人外交官の失態に、今ようやく世論の注目が集まりつつある。日本外交はなぜここまで地に堕ちてしまったのか???。“出世すごろく”人事、化石のような階級差別、邦人を救ってくれない総領事館、欺瞞だらけの改革論議……30年近く日本外交の現場を見続けてきたワシントン在住の現役記者・古森義久氏が、その答えとなる外務省の構造的な欠陥を次々に暴いていく。国際情報誌「SAPIO」掲載時から外務省・在外公館で“回覧”されていた騒然の大反響連載、待望の単行本化!

内容説明

瀋陽の日本総領事館「亡命者連行事件」など氷山の一角!「外務省の大罪」の原点ここにあり。第一線の国際ジャーナリストが見聞したその驚くべき“無能”“怠慢”“棄民”ぶり。

目次

第1章 瀋陽総領事館事件は氷山の一角にすぎない 対中国“媚中派”外交
第2章 9・11米中枢同時テロ直後のNYで何があったのか 救われなかった在外邦人
第3章 硬直化した年功序列「エスカレーター」人事の象徴 “不適材不適所”の大使たち
第4章 キャリアかノンキャリアか―それが運命の分かれ道 「閣下」と「従者」のカースト制度
第5章 美辞麗句を並べても構造的欠陥は治らない 外務省「改革」ブームの虚構
第6章 自らの能力欠如をさらけ出す“外注”外交という背信 存在理由を失う日本大使館

著者等紹介

古森義久[コモリヨシヒサ]
1941年東京生まれ。慶応義塾大学卒業後、ワシントン大学留学を経て、毎日新聞サイゴン、ワシントン両特派員。87年に産経新聞に移り、ロンドン、ワシントン支局長、中国総局長を歴任。現在ワシントン駐在編集特別委員。75年度ボーン国際記者賞、78年講談社ノンフィクション賞、82年日本新聞協会賞、93年日本記者クラブ賞をそれぞれ受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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