「日中友好」のまぼろし

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  • サイズ B6判/ページ数 317p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784093892513
  • NDC分類 319.102
  • Cコード C0030

出版社内容情報

ことあるごとに叫ばれる「日中友好」。だが、日本側の議員、外務省、朝日新聞の“朝貢”ぶりとは裏腹に、中国国内では執拗なまでの「反日」宣伝・教育が繰り返される。真の友好とは何かを問う日中関係報道の決定版。

歴史教科書批判や靖国神社参拝問題、ODA見直し論議、緊急輸入制限の正式導入、そして台湾をめぐる問題など、21世紀を迎えてもなお日中関係は数多くの懸案を抱えている。その背景には、「日中友好」という掛け声とはかけ離れた、深淵ともいうべき両国間の断層がある。日本側では、国会議員たちの“朝貢”“接待づけ”が繰り返され、北京政府の顔色を窺う外務省が因循姑息な外交を展開し、朝日新聞は中国側の主張と軌を一にする奇怪な報道を続けている。その一方で中国国内では、いまなお頻繁に「反日」キャンペーンが報じられ、「反日」拠点となる展示施設が次々と新設され、執拗かつ念入りな「反日」教育が行われている。このあまりに歪な「友好」関係に、果たして未来はあるのか? ベストセラー『日中再考』を著した第一線の国際ジャーナリストによる最新の中国レポート集。

内容説明

アゴアシ付きで訪中し、媚をふりまく国会議員、因循姑息な外務省「チャイナ・スクール」の面々、北京政府の主張と軌を一にする朝日新聞の倒錯…日中関係のウラ側を取材すればするほど、見えてきたのは“絶望”だけだった…ベストセラー『日中再考』著者による最新中国レポート集。

目次

第1章 日中間の断層
第2章 亡国の徒輩
第3章 お隣は軍事大国
第4章 対中“援助交際”
第5章 独裁政権は「神」をも超える
資料 反日教育の実相

著者等紹介

古森義久[コモリヨシヒサ]
1941年東京生まれ。慶応大学卒業後、ワシントン大学留学を経て、毎日新聞サイゴン、ワシントン両特派員。87年に産経新聞に移り、ロンドン、ワシントン支局長、中国総局長を歴任。現在ワシントン駐在編集特別委員。75年ボーン国際記者賞、78年講談社ノンフィクション賞、82年日本新聞協会賞、93年日本記者クラブ賞をそれぞれ受賞
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