僕には鳥の言葉がわかる

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僕には鳥の言葉がわかる

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  • サイズ 46判/ページ数 264p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093891844
  • NDC分類 488.99
  • Cコード C0095

出版社内容情報

ようこそ シジュウカラの言葉の世界へ

山極壽一先生(総合地球環境学研究所所長)絶賛!
「類人猿を超える鳥の言語の秘密を探り当てたフィールドワークは
現代のドリトル先生による新しい動物言語学の誕生だ」

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NHK『ダーウィンが来た!』をはじめ国内外のメディアが注目する気鋭の若き動物言語学者による初の単著、ついに刊行!

古代ギリシャ時代から現代に至るまで、言葉を持つのは人間だけであり、鳥は感情で鳴いているとしか認識されていなかった。
その「常識」を覆し、「シジュウカラが20以上の単語を組み合わせて文を作っている」ことを世界で初めて解明した研究者による科学エッセイ。
動物学者を志したきっかけ、楽しくも激ヤセした森でのシジュウカラ観察の日々、鳥の言葉を科学的に解明するための実験方法などを、軽快に綴る。

シジュウカラへの情熱と愛情あふれるみずみずしい視点に導かれるうちに、動物たちの豊かな世界への扉が開かれます。読後に世界の見え方が変わる一冊。巻頭口絵にはシジュウカラたちのカラー写真が、巻末にはシジュウカラの言葉を聞ける二次元コードつき。




【編集担当からのおすすめ情報】
本書の草稿を拝読したとき、何より感動したのは、鈴木先生が「シジュウカラのことが好きだ、もっと知りたい」というまっすぐな気持ちで、自然の中に身を置いて根気強く鳥たちをよく観察する姿勢でした。文系、理系、アウトドア派、インドア派問わず、何かを「好き」と思う気持ちを大事にすることで、日常生活の中でも新鮮な驚きや気づきが得られ、ひいては世界的な発見にまで繋がる--これは読者の皆さまにとっても、ポジティブなメッセージとなることと思います。

ちなみに、初の単著となる本文内のイラストはすべて鈴木先生自身によるもの! こまかなところまでかわいらしく描かれているのは、愛と興味をもって丁寧に相手を観察する鈴木先生ならではのタッチです。ぜひお楽しみください。

内容説明

古代ギリシャ時代から現代まで、言葉を持つのは人間だけだと決めつけられてきた。しかし、シジュウカラたちは、それが間違いであることを教えてくれた。人間には人間の言葉があるように、鳥には鳥の言葉がある。シジュウカラは言葉を使って文を作る。世界を驚かせた研究者が綴る、大発見に至るまでの鳥愛あふれる研究の日々。

目次

鳥たちの世界へ
小鳥が餌場で鳴く理由
救いと拷問のキャベツ
ヒロシ先生の思い出
巣箱をかけた話
都会の住宅事情
繁殖の観察
修士課程の秋と冬
巣箱荒らしの犯人
大発見!ヒナの力
パースの思い出
動物の博士
実家の巣箱
ヒナ救出大作戦
井の中の蛙
シジュウカラに言葉はあるのか?
「ジャージャー」はヘビ!
シジュウカラは文を作る
ルー語による文法の証明
「ぼく・ドラえもん」実験〔ほか〕

著者等紹介

鈴木俊貴[スズキトシタカ]
東京大学准教授。動物言語学者。1983年東京都生まれ。日本学術振興会特別研究員SPD、京都大学白眉センター特定助教などを経て現職。文部科学大臣表彰(若手科学者賞)、日本生態学会宮地賞、日本動物行動学会賞、World OMOSIROI Awardなど受賞多数。シジュウカラに言語能力を発見し、動物たちの言葉を解き明かす新しい学問、「動物言語学」を創設。愛犬の名前はくーちゃん。本書が初の単著(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ALATA

103
うちのかみさんが欲しいというので購入。著者の野鳥を見る目が優しさで溢れている。高校の時に買った双眼鏡が動物の世界を知るきっかけになったという。私も少しだけ付き合ったことがあるがじっくり、静かに、息を殺して見護ることに悦びを感じる。早朝、静かな山間で聴く囀りには癒されます♪★4※ヒヒヒ、ジャージャーと鳥語がわかるシジュウカラの鳴き声リストが付録。スマホで再生できて、早速コピーして持ち歩くみたいです😄2025/06/02

サンダーバード@永遠の若者協会・怪鳥

74
(2025-30)NHKの「ダーウィンが来た」で紹介されていたから知ってる人も多いかもしれない。古くから言葉を話すことができるのは人間だけだとされてきた。だが、身近な野鳥であるシジュウカラはかなり高度な「言葉」を話すことがわかってきた。同じ「警戒」でもカラスとヘビでは異なり、雛達もちゃんと理解して違う行動をする。もっと驚いたのは混群を作るヤマガラやコガラなど鳴き声の異なる種同士でも言葉が通じるとは!まさに「鳥リンガル」なんだなぁ。外に出たら耳を傾けてよく聞いてみようと思う。面白かったです!★★★★★2025/02/28

k sato

73
早期退職してシジュウカラの研究者になりたい。動物言語学という新分野を開拓した鈴木先生。シジュウカラ研究の鍵は、執念の観察と発想の転換だった。そして、動物研究の欠点となりやすい種差や実験環境による影響を見事に克服している。研究対象の習性が、研究者に憑依するエピソードには笑った。コウモリ研究者は、真暗な研究室で仕事をしていたらしい。鈴木先生も周囲からシジュウカラに似ていると言われるそうだが、白シャツに黒ネクタイをしていない点ではまだまだだと思う。2025/05/24

ネギっ子gen

73
【シジュウカラは、20以上の単語を組み合わせ文を作る】鳥の言葉を解明し、動物言語学という新しい領域を切り拓いた研究者による初の単著。巻末に参考文献、シジュウカラの鳴き声が聞けるQRコード付き。<情報を得るのが容易な時代となった。わからないことはインターネットで検索したりAIに質問すれば、たいていの場合、即座にその答えが見つかる。しかし、それらを使っても、どうしても得られものがある。それは、僕たち自身と自然との関わりの中から生まれる。世界についての新たな気づきや発見である。だからこそ、自然観察は楽しい>と。2025/04/30

F

68
林修先生の番組で鈴木先生を知ってから読んでみました。今まで当たり前に動物の鳴き声を聞いていましたが、それを言語として考える事などありませんでした。それをきちんと研究に基づいて動物の言葉を理解しようとして、行動した鈴木先生を尊敬します。凄まじい忍耐力だと思います。自分自身、コミュニケーションの勉強をする事もあるのですが、他者を理解するという事は人間同士に限った事ではないのだと気づかされました。人間社会を生きていく上でも役立ちそうな知識になりました。文章も読みやすく人柄も伝わりました。ファンになりました。2025/02/16

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