出版社内容情報
死後見つかった心に響く「いのち」の遺句集
「死ぬまでにもう一冊出したい」生前こう語っていた瀬戸内寂聴氏。
死後、寂庵の書斎からおびただしい数の句稿が見つかった。
”小説とちがい、私にとっては俳句は無責任な愉しみだけを与えてくれるので今では無二の友になりました。死ぬまでつづけるつもりです。”
(95歳のとき知人にあてた手紙より)
晩年の心の友であり、創作に注力していた俳句。万人の心に響く「いのち」の遺句集。
”先生が亡くなった後に、書斎を片付けていると原稿用紙のすみっこ、ノート、切り抜いた新聞の端っこ、メモ用紙に先生の文字で俳句がかかれていた。こうして、先生は仕事の合間や、ふといい俳句がうまれたときに書き残していた。”
(瀬尾まなほ 瀬戸内寂聴元秘書)
内容説明
死ぬまでに、もう一冊出したい。亡くなる直前まで書き留めていた魂が震える「いのち」の遺句集。
著者等紹介
瀬戸内寂聴[セトウチジャクチョウ]
1922年5月15日、徳島生まれ。東京女子大学卒。1957年「女子大生・曲愛玲」で新潮社同人雑誌賞受賞。1961年『田村俊子』で田村俊子賞、1963年「夏の終り」で女流文学賞受賞。1973年、平泉中尊寺で得度。法名寂聴(旧名・晴美)。京都嵯峨野に「寂庵」を構える。『花に問え』で谷崎潤一郎賞、『白道』で芸術選奨、『場所』で野間文芸賞、『風景』で泉鏡花文学賞受賞。2006年、文化勲章を受章。自費出版した初めての句集『ひとり』で2018年星野立子賞、2019年桂信子賞受賞。2021年11月9日逝去。享年99歳(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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