- ホーム
- > 和書
- > エンターテイメント
- > TV映画タレント・ミュージシャン
- > お笑いタレント
出版社内容情報
光る感性と絶妙な言葉で青春をえがく短編集
キングオブコント2020優勝のジャルジャルの福徳秀介は、知る人ぞ知る文芸の名手。書籍はこれまでに、自伝的長編小説『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』や、絵本『まくらのまーくん』、『なかよしっぱな』などを発表しているが、今回、短編小説にて、その文才を発揮。
ふとした瞬間をユニークな視点で切り取り、小さな感情の波を小気味よく言語化し、物語のゴールは爽快に駆け抜ける、粒選りの短編ばかり。
紙カバーの裏には、特典小説もついています。
【編集担当からのおすすめ情報】
こんな発想、どこから? と驚かされつつ、その刺激が新鮮で楽しい!
福徳氏の短編はやみつきになる面白さがあります。
切り口はシャープですが、人間愛に根ざした物語は、老若男女問わず、中学生・高校生から、大人の方まで楽しんでいただけると思います。
内容説明
ジャルジャル福徳の青春短編24話。
著者等紹介
福徳秀介[フクトクシュウスケ]
1983年生まれ、兵庫県出身。関西大学文学部卒。同じ高校の後藤淳平と2003年にお笑いコンビ「ジャルジャル」を結成。TV・ラジオ・舞台・YouTube等で活躍。キングオブコント2020優勝。福徳単独の活動として、絵本『まくらのまーくん』は第14回タリーズピクチャーブックアワード大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りんご
42
やっぱ福徳ちんの文章からは強く「自意識」を感じるな。一つ目のお話がまさにそういうやつ。他人からどう見られてるのか超気になるけど、他人は自分のことなんか大して見ちゃいないんだよね。生きづらさを経て大人になろう。大人になったら振り返って笑えるから。ムズキュンな作品も多くてきゅむきゅむしたよ。2024/02/17
かな
36
嫌みのない短編集そして清々しいほどの青春群像劇。もう少し長いのを読んで見たい気がしました。2023/12/08
まぁみ
20
ショートショートと言えるような短編集でした。多岐にわたる視点で、いろんなタイプの主人公で、笑わせる作品は思ったより少なくて、おおーっそう来たかぁもあったり、うむ、ふうんもあり、統一感は無いけれど、全体的にはやはり面白かった!言葉って人それぞれなんだなあと感じた読後です。2025/01/08
のり
12
ジャルジャルの福徳さんの短編集。独特の感性、分かるあなぁと思う話、つい大笑いする話、どれも面白かった!表紙裏のお話も、若い時ならではの繊細で正直な心、読了感は切なさもあり、とても良かった。表題にもなった「しっぽの殻破り」も、つかみとして最高のお話だった。2024/08/13
OheloBeauty
6
ちょっとヘタレな中高大学生たちの青春ショートショート。面白かった。視点とかモノの考え方とか、めちゃ繊細で、自意識過剰で、でも冷静で。どの話も分かるな〜って、しみじみしながら、読んだ。どんな出来事も時間がたてば、夕日みたいにキラキラする。2023/12/31