李登輝学校の教え

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  • サイズ B6判/ページ数 205p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784093890526
  • NDC分類 312.224
  • Cコード C0036

出版社内容情報

"政治とは何なのか? リーダーに必要なものは何なのか、といった「国家論・政治論」を李登輝から""直伝""され「大志を抱く」書として、また国際政治的にも「台湾海峡の制空権は台湾が握っている。中国は台湾に侵攻できない」など大胆不敵な問題発言が続発!"

" 「訪日したい」といっただけで日本を揺るがした男、李登輝・台湾前総統。引退後もアジアのリーダーとして大きな影響力を持ち、哲人政治家として名を馳せる指導者が漫画家・小林よしのりにここまでしゃべっていた! 若き読者には、政治とは何なのか? リーダーに必要なものは何なのか、といった「国家論・政治論」を李登輝から小林よしのりを通して""直伝""されているかのように「大志を抱く」書として知的興奮満載。国際政治的にも「台湾海峡の制空権は台湾が握っている。中国は台湾に侵攻できない」など大胆不敵な発言が続発! 「新ゴーマニズム宣言スペシャル 台湾論」に引き続き、またもや波紋を呼ぶ問題の書!!"

内容説明

「人間とは何か」から「『二国論』の真意」「歴史教育問題」まで訪日問題で日本を揺るがせた男がここまでしゃべった!“師”李登輝・台湾前総統と“生徒”小林よしのりの白熱対談。

目次

第1講 日本と台湾、そしてアメリカよ、「中国の正体」を見極めよ!
第2講 日本人から台湾人へ、歴史の荒波にもまれて誕生した哲人
第3講 軍を国会を党を変え、そして中国と―民主主義国家への道程
第4講 リーダーの資質・資格・条件と「権力の理論」
第5講 日本人へ―過去の否定から脱し、現在を肯定しよう
第6講 世界へ―宗教、多様性の上に国家がある
第7講 正々堂々と日本に行って、奥の細道を歩いてみたい

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Y2K☮

30
2001年刊行。当時は某都知事が保守の希望だった。総理大臣になって欲しいと誰もが願っていた。彼が李登輝の謙虚さと引き際の潔さを学んでくれていたら。自虐史観を含め左翼側に偏重していたメディアの流行も今や真逆。この国は極端から極端に流れ過ぎる。保守にもリベラルにも学べる点はあるのにすぐ敵を全否定してしまう。台湾本省人にとって悪魔同然だった蒋介石すら、大陸の共産主義に吸い込まれない為に必要だったと批判しない李登輝の凄み。根回しなどバランス調整の機微とピュアな力強さ。過去は過去。それがあっての今。虚無を超えよう。2018/03/05

mj

11
面白かった。読んでるあいだ中、ドキドキワクワクしっぱなし。ヘッドワークだけでなくフットワークもできるリーダーだったんすね。それにしてもタヌキだ。蒋経国に取り立てられて以来しばらく、露ほども政治的野心を見せなかったそうです。総統職を退いて尚、蒋介石を批判せず。とにかくスケールの大きい人物。読んで良かった。2020/08/12

Shinya Fukuda

1
李登輝は台湾に民主主義を根付かせた政治家だ。そして台湾のアイデンティティを追求した政治家でもある。共産党に負けて台湾に逃れてきた蒋介石の国民党は戒厳令を敷いて言論を弾圧しインテリを殺しまくった。李登輝も危なかったが生き延びた。そして蒋経国に見出され政治家へと踏み出す。そこからはよく知られている通り。賄賂等とは無縁の公平無私の人でプルーラルソサエティを提唱した。国連から脱退し世界の孤児になった台湾が存在感を示せる国になったのは李登輝がいたからだ。去り際も見事だった。アジアが誇る大政治家の一人だと思う。2023/08/11

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