時間の日本史―日本人はいかに「時」を創ってきたのか

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時間の日本史―日本人はいかに「時」を創ってきたのか

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  • サイズ A5判/ページ数 225p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784093888189
  • NDC分類 449.1
  • Cコード C0095

出版社内容情報

日本人はいかに「時」を創ってきたのか

日本においてめざましく進歩した「時間」について、その歩みを人々の暮らしや産業と関連づけながら時代順にまとめた、日本初の「時間の歴史書」。
古来、人々は太陽や月の動き、季節の移り変わりで時の流れを感じていたが、いつからどのようにして時間を認識し、全国共通の時間を意識するようになったのか?また、日本を世界有数の時計生産国までに押し上げた時計産業が成し遂げたこととは?そして、原子時計や時間学など最新研究の現状は?
幅広い側面を持つ「時間」の歴史を、日本を代表する各専門家が リレー形式でつなぐ。
1章・飛鳥~改暦までの時計製造と時代背景(国立科学博物館名誉研究員・佐々木勝浩)
2章・改暦~大正・時間に対する大きな意識変化(明石市立天文科学館館長・井上 毅)
3章・昭和~令和・時計生産大国への道(時計専門誌『クロノス日本版』編集長・広田雅将)
4章・時間計測の最新研究(情報通信研究機構主席研究員・細川瑞彦)
5章・天文学&時間学から俯瞰する時間(山口大学時間学研究所所長・藤沢健太)

【編集担当からのおすすめ情報】
世界で最も時間に正確であると言われる日本人はどうして生まれたのか?その疑問を「時間の歴史」が紐解いてくれます。歴史愛好家から時計マニア、時計業界に携わる人々だけでなく、同じ時間の中で生きるすべての人々に向けて、各分野の専門家が執筆。体系的に時間の歴史を書き残した貴重な一冊です。

内容説明

誰もが経験しつつ、あまりにも日常にあるために深く考えたことがない「時」。日本独自の時の概念の変遷と、時を刻む時計の歴史について、宇宙物理・天文学、人文社会学、工学の各方面から読み解く。

目次

第1章 日本の時・時計のはじまり(佐々木勝浩)(非機械時計―日時計、水時計、火時計―|日本の時刻制度|日本の暦|機械時計―和時計製作の始まりと終焉―;明治・大正期に作られた塔時計)
第2章 明治・大正期に推し進められた「時」の近代化(井上毅)(明治時代の「時」|明治・大正期の天文学と「時」|「時の記念日」の誕生|大正時代における「時」の急速な近代化;時の近代化にまつわる余話 ほか)
第3章 時計生産大国への変遷(広田雅将)(国産化の始まり|大正時代に見る興隆の起点|高度な自動化が可能にしたクオーツウォッチの量産|腕時計の未来;常に時代の一歩先を行く精神で拓いた時計産業の未来 ほか)
第4章 原子時計の発展と新たな世界の幕開け(細川瑞彦)(原子時計が開く新たな可能性|原子時計の歴史|原子時計による標準時|日本における原子時計と原子時に関する研究;佐分利義和―サニャック効果の検出で時刻比較の精度向上に貢献)
第5章 天文学と時間学から俯瞰する「時」(藤沢健太)(天文学がもたらした時間|高精度な時計と科学|時間学|生物の時計と社会の時間)

著者等紹介

佐々木勝浩[ササキカツヒロ]
国立科学博物館名誉会員・名誉研究員。1971年、東京理科大学大学院理学研究科修士課程修了、修士(理学)。1978年に国立科学博物館理化学研究部研究官となり、28年にわたって同館に勤務。専門は科学技術史(時計の技術史、時刻測定の歴史)。理工学系歴史資料、特に日本の時刻測定・時計に関する歴史資料の収集・調査・研究に携わった

井上毅[イノウエタケシ]
明石市立天文科学館館長。1995年、名古屋大学大学院理学研究科修了。豊田市旭高原自然活用村協会旭高原元気村きらめき館天文台を経て、1997年より明石市立天文科学館の学芸員として勤務。2017年より現職。2009年に「世界天文年2009」の日本委員会企画委員としてガリレオの望遠鏡復元を行い、2012年には全国一斉の金環日食限界線観測の発起人になるなど、天文教育普及活動に取り組んでいる

広田雅将[ヒロタマサユキ]
時計専門誌『クロノス日本版』編集長。1996年、成蹊大学法学部政治学科修了。ドイツの電機メーカーなどの勤務を経て、2005年から時計ジャーナリストとして活動を開始。国内外の時計専門誌をはじめライフスタイル誌など幅広い媒体で執筆するほか、多数の時計ブランドや販売店で講師やアドバイザーを務める。2015年にドイツの時計賞「ウォッチスターズ」審査員に就任。2016年より現職

細川瑞彦[ホソカワミズヒコ]
情報通信研究機構主席研究員。1988年、東北大学大学院理学研究科修了、博士。1990年、郵政省通信総合研究所(現、国立研究開発法人情報通信研究機構)へ入所。以来、精密時空計測における相対論効果の研究、日本標準時の維持管理、原子時計の開発などに従事。2008年から2011年までアジア太平洋計量計画で時間周波数技術委員会委員長、2012年から2015年まで国際天文学連合時間委員会委員長を務める。2016年、情報通信研究機構理事に就任、2021年より現職

藤沢健太[フジサワケンタ]
山口大学時間学研究所所長。1995年、東京大学大学院理学研究科修了、博士(理学)。専門は電波天文学。宇宙科学研究所COE研究員、通信・放送機構国内招へい研究員、国立天文台助手を経て、2002年より山口大学理学部に在籍。2010年より時間学研究所に所属し、2016年に現職に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みつ

11
「時の記念日」制定100年を記念する展覧会をきっかけに執筆された本(共著)。季節によって昼の一刻と夜の一刻が異なる不定時法を採る江戸時代に「不定時法自動化機構」を備えた時計が製作された(p63)ことは、当時のからくり技術の高さを伺わせる。明治・大正・昭和と時代を経るにつれ、時間意識が「時」「分」「秒」と細かくなり、合わせて時計が普及していったことが分かる。なお、太陽太陰暦から太陽暦への切替について「1872年12月3日を新暦の1873年1月1日とし」(p49)とある箇所は、元号を用いないと意味が通らない。2021/11/18

Go Extreme

2
飛鳥~改暦までの時計製造と時代背景 改暦~大正・時間に対する大きな意識変化 昭和~令和・時計生産大国への道 時間計測の最新研究 天文学&時間学から俯瞰する時間2021/08/30

keiz_read

1
日本人を取り巻く時間について、詳細にまとめてある本。特に時計についてはかなりの紙幅が割かれている。日本に現在のグレゴリオ暦が採用されたのが明治以降、それまでは鉄道や郵便が発達しておらず、人々の職業も77%が農業従事者であったため正確な時刻を知らずとも生活できた。いや、それどころか、江戸時代は時刻が夜明けと日暮れによって決まるため、季節によって違っていた。150年前まで正確な時間を知らずとも生きていけたとは、"電車を20秒早く出してしまって謝罪した"ことがニュースになる現代人からは想像もつかない2021/10/17

果てなき冒険たまこ

1
時の記念日100周年を記念して発行された本。 原子時計の開発経緯はちょっとめんどくさかったけどそれ以外はとても面白い。 ただ個人的に腕時計しない人なんで時計好きの気持ちは分かんないけどね。2021/09/03

takao

0
ふむ2021/12/12

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