ナショナリズムを理解できないバカ―日本は自立を放棄した

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ナショナリズムを理解できないバカ―日本は自立を放棄した

  • 適菜 収【著】
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  • 小学館(2020/12発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 224p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093888011
  • NDC分類 311.3
  • Cコード C0095

出版社内容情報

愛国者が売国奴を礼賛する摩訶不思議

「ナショナリズム」という言葉を聞くと反射的に「右翼」「軍国主義」と認識し、毛嫌いするきらいがある。しかし、本来の意味は違う。簡単に言えば、歴史や共同体を大切にし、安定的、文化的で保守的なものだ。ところが、日本の政治は日本人の利益を破壊してきた。一例を挙げれば、雇用市場を不安定化させ、格差を拡大させてきた。移民政策を拡大させ、さらに水道の民営化で海外企業に売却が噂されるなど、かつてならば「国賊」「売国奴」と罵られてきたはずの政治家が「自称保守」を自認する人々に支持されてきた。安倍晋三前総理大臣だ。
安倍氏の後を継いだ菅義偉総理も大した差はない。”政商”竹中平蔵氏、「中小企業の再編」を菅総理に吹き込んだ元ゴールドマン・サックスのデービッド・アトキンソン氏を「成長戦略会議」のメンバーに入れたくらいだ。
おそらく日本の富が海外(特にアメリカ)に流出し続け、日本の貧国化はさらに進む。いつの時代も泣きを見るのは、一般庶民だ。まずは国家とは何かを理解する必要がある。ナショナリズムと近代とは深い関係がある。近代国家について考えるときは、まずはナショナリズムを理解する必要があるのだ。


【編集担当からのおすすめ情報】
ナショナリズムを理解しないと、左翼、右翼、保守といった概念もわからなくなります。そうなると、保守の対極にあるものを「保守」と担ぎ上げてしまいます。いい例が「新自由市議=保守」と認識しているようなものです。著者は学生時代に哲学を専攻し、さまざまな文献からナショナリズムの本質を定義し、アカデミックな内容をやさしく解説する一方、舌鋒鋭く、「エセ保守政治家」たちをこき下ろすなど、痛快な内容となっています。

内容説明

「成長戦略会議」の民間議員である“政商”竹中平蔵氏が総務相時代に菅氏は部下だった。菅氏の知恵袋、デービッド・アトキンソン氏は国際金融資本の手先であるゴールドマン・サックスの元アナリスト。「中小企業改革」「地銀再編」構想で失業者は増え、日本の富は海外に流出する。失敗が明白となった「アベノミクスの継続」を明言した現政権に未来はない…保守も革新も知性が欠如している。

目次

第1章 ナショナリズムとは何か(二つのメルクマーク;環境は自己の人格の半分を形成する ほか)
第2章 ナショナリズムの思想史(なぜ自分を国民だと感じるのか;聖なる言語の破壊がもたらしたもの ほか)
第3章 民族主義と保守主義(保守主義の批判対象は急進的な平等主義と自由主義;人為的な工学だけではナショナリズムは機能しない ほか)
第4章 グローバリズムが世界の秩序を破壊する(インターナショナルとグローバル;グローバリズムと新型コロナ ほか)
第5章 ナショナリズムと日本人(「学問」と「人民独立の気力」;「日本の開化は違う道を辿った」と看破した夏目漱石 ほか)

著者等紹介

適菜収[テキナオサム]
1975年、山梨県生まれ。作家。ニーチェの代表作「アンチクリスト」を現代語訳した『キリスト教は邪教です!』『小林秀雄の警告 近代はなぜ暴走したのか』『日本をダメにした B層の研究』(講談社)など著書40冊以上(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さきん

18
保守論は既知だったが、ナショナリズムによるナショナリズムの破壊論は新鮮でそのとおりと思えた。さらにナショナリズムとグローバリズムはお互いを必要としているという見方にも唸らされた。2025/01/12

Satoshi

7
保守と呼ばれる人々が礼賛した安倍政権は本当に保守と呼べるのか?彼らが嫌いな中韓に批判的な意見を示したから礼賛されているだけでは?と疑問を持っていた。明確な根拠の無い疑念だったが、本書を読み、間違ってはいないことが分かった。2021/06/07

Masakazu Fujino

7
日本には本当の意味での保守やナショナリズムが存在していなかったという、著書の指摘は大きい意味を持つ。2020/12/20

Eiki Natori

4
安倍は戦前復帰を狙っているという左派や、安倍を「愛国者」という右派ばかりだが、言葉の定義を間違うと本質を誤るという警鐘を鳴らしてきた適菜収さんの新作。「ナショナリズム」という言葉の定義を突き詰める一冊。そこから見えてきたのは「日本には保守が根付かなかったのでなく、日本には元々保守が存在しなかった」という結論。 「ナショナリズムの高揚ではなく衰退」という表現に同意。竹中平蔵やアトキンソンにも言及しているが、ナショナリズムが衰退しているからこそ、こんな連中が跋扈する。引用されている三島の日本語は美しい。 2020/12/01

星辺気楽

0
途中の哲学論は難しい。 2024/05/23

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