池上彰の世界の見方 インド―混沌と発展のはざまで

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池上彰の世界の見方 インド―混沌と発展のはざまで

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  • サイズ B6判/ページ数 240p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093887540
  • NDC分類 302.25
  • Cコード C0095

出版社内容情報

知られざる大国・インドの素顔を紹介!

2027年には人口で世界一に、28年には日本を抜いてGDPが世界3位になれることが予想されているインド。この新しい大国の実情や日本との知られざるつながりについて、池上彰が徹底解説!

・『男はつらいよ』の舞台、柴又帝釈天の「帝釈天」や、上杉謙信が信仰した毘沙門天がもとはヒンドゥー教の神様だったこと、知っていましたか?

・カースト制度はバラモン、クシャトリヤなど4つの区分と思っていませんか? 実は区分は3千以上もあるのです!

・植民地だったインドを日本が励まし、占領下の日本をインドが鼓舞した歴史があること、ご存じでしたか?

・さらに現在、日本とインドはたがいに緊密な関係をつくらねばならない切実な事情があります。さて、その事情が何かわかりますか?

知っているようで知らないインドの実情や日本との深い関係などをわかりやすく紹介。
インドについて知るうちに、中国の一帯一路戦略から、アフガニスタンのタリバン政権の成り立ちまで、国際情勢が手に取るようにわかります!

都立大泉高校附属中学校で人気を博した授業をもとに大幅加筆。受験生、就活生、ニュースの背景を知りたい社会人にもおすすめです!

【編集担当からのおすすめ情報】
世界の国と地域を学ぶ大人気シリーズの第10弾!
このシリーズには、読者のみなさんから多くの声が寄せられています。
「この本に出会い勉強になった」
「現在を知るには歴史を知ることが必要だとよくわかった」
「歴史の勉強が初めて面白く感じた」などなど。

今回のインド編も、おもしろくてためになる池上解説は健在です。インドにはカレー粉がないという話から始まって、インドの宗教、歴史、倍率100倍の大学や、IT産業にまで話は広がります。
さらに、元は同じ国(英領インド)だったパキスタンとの対立や、中国との微妙な関係についても、面白いくらいよくわかります。ぜひ、ご一読ください。

内容説明

新しき超大国の希望と苦悩。知れば差がつく、インドの事実。

目次

第1章 日本との関係から見るインド
第2章 インドは世界最大の民主主義国
第3章 宗教から見るインド
第4章 カースト制度から見るインド
第5章 数学とITから見るインド
第6章 地政学から見るインド

著者等紹介

池上彰[イケガミアキラ]
1950年長野県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、73年にNHK入局。報道局社会部記者などを経て、94年4月から11年間にわたり、『週刊こどもニュース』のお父さん役を務め、わかりやすい解説で人気を集める。2005年NHKを退職し、フリージャーナリストに。名城大学教授、東京工業大学特命教授。愛知学院大学、立教大学、信州大学、関西学院大学、日本大学、順天堂大学、東京大学などでも講義する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

33 kouch

52
モディ首相の剛腕が印象的。いきなり紙幣を無効に!ブラックマネー撲滅そしてキャッシュレス化も促進。自分の母が銀行に駆込む姿が映され、公平な人間として株まで上げる。数に強い国だけあって計算なのか。トイレ普及活動も衝撃的。家にトイレがある、男女別である。これが当たり前であることがいかに幸せなことか。一神教と多神教が風土に由来するという考えも興味深い。砂漠の過酷な環境の中で創造される神と豊かな自然にそれぞれ宿る神。パールシーもはじめて知る。これがペルシャの由来?バングラディシュはベンガル人の国。成る程が多い1冊。2024/04/07

ミライ

40
池上彰さんの「世界の見方」シリーズのインド版。日本とインドの関係から始まり、インドの宗教とカースト制度について、数学とITからみるインド、地政学からみるインドまで、インドの文化・政治・経済について余すことなく語られる(発売が2020年6月30日ということで、比較的最近の情報もあり)。アメリカ→中国の次はインドと言われており、人口もGDPもいつかは世界一になる可能性のある国なだけに今後も引き続きインドの最新情報は追っていこうと思った。2020/07/14

36
20年。伊藤融「インドの正体」の3年前。日本のGDP(18年)はまだ世界3位でインドに抜かれる前にドイツに抜かれることは想定外。中学校の授業を元に加筆しているので、国際交流でいろいろな人と話してみてほしい、何事も自分の目で見て考えて判断してほしいなどというところがメインになりがちで、インドの負の側面はあまり書かれない。インド最難関のインド工科大学(IIT)、開校されている23校全部がIITとか。2冊に共通して書かれているジョーク。「国際会議を成功させるには、インド人を黙らせて、日本人にしゃべらせる」2023/11/18

ともっこ

23
来年には中国を抜いて世界の人口トップになると予測されているインド。 ヒンドゥー教、カースト制、IT産業、IIT、零の発見、中国やパキスタンとの関係、ブータンの立場など、基本的かつ多岐に渡る内容を学習できた。 「中村屋のボース」や吉田洋一著『零の発見』(岩波新書)に興味をもつきっかけともなり、さらに知識を深めたい。2022/07/21

いーたん

21
最近、マイクロソフトやソフトバンクなどの役員にインド系の人が目立つな、と思っていたが、この本を読んで納得。インドのIT産業の発展は、2000年問題当時、アメリカとの時差による業務委託がきっかけ。その後国を挙げて、インド工科大学の拡充を行って人材を育成。カースト制度による職業固定が根強いインドで、新しいIT産業は低位のカーストの若者たちにとってチャンスになっている。さらに優れた指導者が多いのは、インドがもともと民族、言語、宗教が様々な多様性のある社会の中で課題を解決することも指摘。知らないことばかりでした!2020/09/13

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