旅ドロップ

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  • サイズ B6判/ページ数 176p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093886994
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

小さな物語のような37篇の旅エッセー集

「旅にでるとき、私はいつも、ちっぽけな子供に戻ってしまう気がする」

《私とその友人は、十三歳のときに女子校で出会った。どちらも本が好きで外国に憧れていて、ドラマティックなことが好きでおいしいものが好きで、すぐに意気投合した。トーマス・クックの時刻表は、私たちの宝物だった。ひろげて部屋の壁に貼り、「壁のその部分だけ外国みたいだ」と思っていた。》
《考えてみれば贅沢で無謀な旅だった。帰る日も決めず(お金の続く限りいようと思っていた)、泊る場所も決めず(いきあたりばったりの旅こそ、私たちの憧れだった)、言葉もできず、でもともかく可能な限りいろいろな乗り物に乗り、可能な限り遠まわりをして、アフリカ大陸に行こうとしていた。……アフリカ行きは、私と彼女のはじめての旅だった。二十一歳だった。》――「トーマス・クックとドモドッソラ」より

このエッセー集は、2016年から2019年にかけてJR九州の車内誌「Please プリーズ」に36回連載されたエッセーに、同じ〈旅〉をテーマにして書かれた長めのエッセー「トーマス・クックとドモドッソラ」、さらに詩を三篇(夜の新幹線はさびしい/軽く/ウィンダ)収録したもの。エッセーの名手による小さな宝物のような一冊。

内容説明

旅をした場所と空気、食べ物、そして出会った人々や動物たち―このエッセー集は、ちいさな物語のようだ。時も場所も超えて、懐かしい思い出に、はるかな世界に連れ出してくれる。エッセー37篇のほか巻頭に詩を三篇収録。

目次

プロローグ 詩三篇
心が強くなる歌
大分の緑とバードマン
地理の勉強のこと
パリの地下鉄と真理ちゃんの声
バターパンのこと
かわいそうなつばめ
日帰り旅行の距離と時間
最初に行く店のこと
思い出の富士山〔ほか〕

著者等紹介

江國香織[エクニカオリ]
1964年東京都生まれ。1992年『きらきらひかる』で紫式部文学賞、2002年『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』で山本周五郎賞、04年『号泣する準備はできていた』で直木賞、07年『がらくた』で島清恋愛文学賞、10年『真昼なのに昏い部屋』で中央公論文芸賞、12年「犬とハモニカ」で川端康成文学賞、15年『ヤモリ、カエル、シジミチョウ』で谷崎潤一郎賞を受賞。詩・童話・絵本・翻訳など多彩なジャンルでも活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

310
江國 香織は、新作中心に読んでいる作家です。冒頭の三篇の詩が印象的でした。旅情をソソル旅のエッセイ、ちょうど良いタイミングで読みました。著者もMAPSを愛読していたんですね。私は、明日から帰省&トルコ周遊旅行に旅立ちます。2019/08/09

まーくん

135
江國香織さんは初めて。お名前はかねて気になっていたが図書館で見かけて。小振りなサイズのエッセイ集。JR九州の旅行誌に連載した表題のエッセイが中心だが、プロローグとして詩が三篇。うち一つが妙に生々しく惹きつけられた。《夜の新幹線はさびしい/一人で乗っているからさびしい/窓に車内が映るからさびしい/みんな疲れて寝ているのもさびしい/…中略…/ジュージツした人生なんです/ケッコウ忙しくて/エエ、旅は大好き/でも 夜の新幹線はさびしい/コウコウとあかるすぎるからさびしい》身に沁みる。帰京の東海道新幹線の情景が…。2021/06/07

takaichiro

100
江國さんと気楽な旅に出ようと新刊に手が伸びました。お盆休み。道路・新幹線・空港は大混雑。暑さにめっぽう弱く、長めの休みをシルバーウイークに合わせてとる私。クーラーを効かせた部屋で静かに本を読んでいます。江國さんは単なる旅行loverを超え、人間のあらゆる活動が好きなんでしょう。どんな所にでも行っちゃうし、出会う人々や食事にいちいち心を解放し味わい尽くしています。心も体もパワフル!本書でひ弱な私の手を引いて「本もいいけど、たまには見知らぬと土地の他人と奇跡的な出会いでも楽しんだら」とアドバイスをくれました。2019/08/10

よむよむ

93
旅にまつわるエッセー37編と3編の詩が収録されている。JR九州の車内誌に連載されていたもののようで、九州の話題も多かった。どれも3ページほどの話なのに、江國さんの人柄が表れるような楽しく、懐かしく、素敵なキラキラした思い出たち。行ったことのある場所は自分の思い出を重ね、未知の国には想いを馳せ、食べ物には食欲を刺激され、タイトルのドロップのようにいろんな味わいを感じる小さな物語がつまった素敵なエッセーだった。2019/09/30

優希

86
読んでいると旅をしたくなりますね。江國さんの旅に対する掌編はとても素直で、想いが伝わってきます。あたたかい言葉で語られる1つ1つの出来事が愛おしく感じられました。自分も母が旅行が趣味なので親近感もわきます。2020/07/02

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