出版社内容情報
人生100年時代において、70代は人生の新しい黄金時代である。これまでの年齢観にとらわれ「もう」「今さら」「どうせ」と自分を貶めるのをやめて、ポジティブに人生を生きるための具体的なヒントを提示する。
内容説明
人生で最も幸福なのはいつ頃か―と問われたら、現代では70代ではなかろうか。その貴重な黄金時代を、人生70年時代の先入観のまま晩年として生きるのはあまりにももったいない。人生100年時代をポジティブに生きるヒントは「たしなみ」にある。
目次
はじめに イメージ・チェンジ、マインド・チェンジ
第1章 今こそ「いい加減」に生きる知恵を
第2章 始めるべきは「終活」ではなく「老活」
第3章 あなたにできることはたくさんある
第4章 品格ある高齢期を生きるために
あとがき 私たちが幸せになるために
著者等紹介
坂東眞理子[バンドウマリコ]
1946年富山県生まれ。昭和女子大学理事長・総長。東京大学卒業後、69年に総理府入省。内閣広報室参事官、男女共同参画室長、埼玉県副知事などを経て、98年、女性初の総領事(オーストラリア・ブリスベン)になる。2001年、内閣府初代男女共同参画局長を務め退官。04年に昭和女子大学教授、同大学女性文化研究所長。07年に同大学学長、14年から理事長、16年から現職。330万部を超える大ベストセラーになった『女性の品格』ほか著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あつひめ
43
先のことを想像しておく、予想しておくことも大事かと手に取ってみた。とても大切なことがたくさん書かれていた。そして、今からでもできそうなことも。キョウヨウ、キョウイク。毎日用事を作り、毎日行く所を考える。現在の私も、用がないと外に出ないし、なんとなくだらっと暮らしてしまう。無理のない用事を考えたら、歩くようになり、服装も変わり、健康を意識するようにもなった。年を重ねると過去の時間が増えるけれど、いつまでも過去を思ってみても残りの時間を楽しめない。今をしっかり楽しみたいと思う。無理ない年の重ね方をしたい。2020/09/17
パフちゃん@かのん変更
33
70歳はまだですが、時間は加速していくからもうすぐかもしれません。参考にしたいこと・機嫌よく過ごすよう努める。・一番大事なのは、自分を肯定すること。自分の人生を肯定すると,人に優しくなれる。・しまっているものをどんどん使って処分する。・辛いこと悲しいことがあったのに、何とか今まで生きてきたのだと自分をいたわってあげよう。・上機嫌にふるまい、ずけずけ言わないように心がける。・自分でトイレに行ける間はぎりぎりまで自宅で暮らし、動けなくなったら施設か病院に入る。一人を恐れず嫌がらず、楽しめる楽しみを持つ。2022/02/26
とよぽん
30
同郷の大先輩、坂東眞理子先生の最新著書である。女性の自立、品格を大切にした生き方を一貫して説いてこられた方だ。本書では女性に限らず男性も、人生100年時代をどのような心の持ち方で過ごしていけばよいか、4章32節で「70歳からの黄金時代」をポジティブに語りかけている。広い視野、そして実生活に根差した見識を根底に感じる指南書だと思う。私は60歳だが、とても参考になった。2019/07/21
ヨシ
17
家族が70歳になったので、薦める前に読んでみようと思って手にとった。こんなポジティブな老人になれたらステキ。でも周りがこんなキラキラした人たちばかりだったら、怠け者の私にはシンドイです。『良いか悪いか、極端に走らず、「それも良いが別のあり方もある」…とわかったうえで、自分なりに良し!と思うことを行う。しかしそれだけにのめりこむのではなく、別の生き方の良さもわかったうえで、自分はこれでいくとソフトに信念を持つ。全力投球はするが、それが報われなくてもあきらめる。そして上機嫌に過ごす。』この言葉を胸に老いたい。2021/03/08
アイスマン
16
周囲が自分に何をしてくれるのか、という受け身ではなく、自分は社会や若い世代に何ができるのか。 ここまで生きてこられた事、支えてくれた人達に感謝する。 こうした心掛けが高齢者のたしなみなのである。2019/12/10