内容説明
「平均値」に騙されてはいけない。偏差値はデータを標準化させ、四則計算ができれば十分つくれる。多用される√は“グーグル先生”に計算してもらおう。信頼水準を95%にすればサンプル数は8人でもOK。エクセルの統計関数を使いこなせば、複雑な計算も一発で答えが出る。―到来するビッグデータ時代の必須アイテムの基礎を学ぼう!!
目次
第1章 分布―データを線で捉えよ
第2章 分散―データの塊を真ん中と広がりで捉える
第3章 相関―2つの変数の関係
第4章 標本―限られたサンプルから母集団の真の値を推定する
第5章 カイ二乗検定―カテゴリの差を調べる
第6章 回帰分析―最も代表的な予測方法
付録 エクセルの統計機能を使いこなそう
著者等紹介
中西達夫[ナカニシタツオ]
1966年東京都出身。データサイエンティスト。大妻女子大学非常勤講師。筑波大学大学院理工学部研究科中退。その後、半導体開発、ゲームソフトウェア開発、オープン系システム開発に携わる。日本初のリコメンデーションシステムの導入をきっかけに、統計解析の世界へ入る。現在は、統計手法を応用したシステム開発、コンサルティングを手がけている。株式会社モーション取締役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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大竹 粋
6
統計学の難しさはその独特な名前、単語にある。字面からなんとなく思い起こされる意味と、実際の定義に隔たりがある。そしてこの本はそれほど簡単ではない。マンガとは言え何度も読み返さないとなかなか頭に入って行かない。これを乗り越えないと統計検定2級には辿り着けない、と言うことは良くわかった。2023/05/06
__k
3
(L)勉強本2022/12/17
die_Stimme
2
アパレルショップで働く主人公が統計学を使って店舗を立て直すマンガ1話とそこで出てきた統計の手法の解説が15~20pという感じで最後まで。わたしは統計学にはけっこう苦手意識があるので、このレベルのものを何回か読み返してみるのがいいかも。2020/03/20
ゆう
0
アパレルショップで働く主人公が統計学でお店の売上を改善していくお話です。分布、分散、相関などの統計知識が店舗データを参考に説明されるので分かりやすいです。解説ページは各統計知識の深い話が出てくるので理解には時間がかかります。(本の構成上、図表がページを跨ぐことがあり、ページを行き来しながら見るのは少しストレスでした)1番ためになったのは回帰分析の章。仕事ではいつも線形近似しか使っておらず、データの特徴によって近似曲線を変えるというのは盲点でした。参考にします。統計の基礎を学ぶにはオススメの一冊です。2023/12/03
玉響
0
統計学の概要をざっくり掴むのに良かった。 各項目について、漫画のストーリーに沿ってイメージを掴んだ後、実際の学術的な説明がされているのでわかりやすかった。これを取っ掛りにして、別途専門書を読んでいきたい。 項目:分布、分散、相関、標本、カイ二乗検定、回帰分析、Excelの統計機能について2021/02/03