南の国のカンヤダ

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南の国のカンヤダ

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  • サイズ B6判/ページ数 255p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784093886284
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

スタジオジブリ鈴木敏夫の初小説

スタジオジブリ鈴木敏夫初のノンフィクション小説ーー

どこまでも続くパクトンチャイの田園風景を見ながら散歩をする。
だんだんと日が落ちていき、夕方になると、大人たちは誰かの家の庭先に自然と集まり、酒盛りをはじめる。子どもたちは近くの川で水遊びをして、はしゃいでいる。そうした風景を見ていると、なぜか子ども時代に夏休みに帰省したときの思い出がよみがえってくる。

その街で大家族と暮らすシングルマザーのカンヤダは、真っ直ぐ正直に生きている。端から見たら不器用だ。もっと上手に生きればいいのにと思う。だけど、彼女は決して、自分の生き方を変えない。

でも、だからこそ私は彼女に惹かれていった。

【編集担当からのおすすめ情報】
スタジオジブリプロデューサー鈴木敏夫さんが都内のマンションのエレベーターで、偶然知り合ったタイ人のシングルマザー・カンヤダをめぐる物語です。

女性セブンで2017年3月から2018年1月まで連載していたものに加筆修正をし、さらに、今年4月に亡くなられた高畑勲さんとのエピソードも書き下ろしとして収録予定です。

連載時、鈴木さんは「書いていて、本当に楽しい」と何度も話されていました。心の底から楽しんで書いたからこそ、いままでに語られていない鈴木さんの家族観、人生観を知ることのできる一冊になっています


鈴木 敏夫[スズキ トシオ]
著・文・その他

内容説明

タイ王国の田舎町パクトンチャイで大家族と暮らす若きシングルマザーの物語。カンヤダは、過去を悔やまず、未来を憂えない。いつも“今、ここ”を生きている。著者初のノンフィクション小説。

著者等紹介

鈴木敏夫[スズキトシオ]
1948年、名古屋生まれ。スタジオジブリ代表取締役プロデューサー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けん

10
半分日記のような感じ。僕にはカンヤダの魅力がいまひとつ理解できなかったけど。宮崎駿と高畑勲の知られざる関係が書かれたエピローグが興味深かった。2018/12/22

nyanlay

8
タイの女の子のお話。なんだけど話しがいろいろ飛んで、著者が伝えたい事をとにかく詰め込んだ感じ。まわりの人間はカンヤダを褒めまくっているけど、どうしてもただのワガママな子にしか思えない。2018/09/03

やまねっと

4
鈴木さんの文章は読みやすいけど、文学的な匂いが全くしない。小説なのだからちょっとはそういうエッセンス程度に匂いというのがあればいいのにと思った。 最後まで誰に感情移入をして読めば良いのかわからなかった。カンヤダがあまりにも自分勝手で終始イライラした。美しくツンデレというのか、実写版ナディアという感じである。僕がナディアが嫌いなのがこんな女だからである。カンヤダも今は美しいかもしれないが、60歳になってこの性格だと目も当てられないだろう。 ラストは引っ張られたが、途中つまらなくて読むのをやめようかと思った。2019/04/03

kirara

2
★★☆☆☆ 何かとても魅力のある女性なんだと思う。でも、もっと素朴な田舎の女の子の話かと思ったのに、ただのワガママ娘の話。2018/08/18

たけ

1
カンヤダは、過去を悔やまず未来を憂いない。 今、ここを生きている。2019/11/16

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