出版社内容情報
徹底した現場主義で世界の潮流を読み解く
1989年、ベルリンの壁が崩壊して以降、世界のあらゆる垣根を取り除こうとする「グローバリズム」の波が席巻した。しかし、今、垣根が取り除かれたはずの世界で新たな「壁」があちらこちらで築かれようとしている。その「壁の正体」とは何なのか? NHKのキャスター大越健介氏が徹底した現場主義を貫き、世界各地を巡りながら綴った取材ノートをもとに壁の正体に迫る一冊。
人気番組「激動の世界をゆく」(BS1)で訪れた中から「ジョンウンは道化師か」(北朝鮮)、「せりあがる国境」(メキシコ)、「疾走する民主主義」(台湾)、「ロシアをにらむ小国の矜持」(バルト三国)、「ポピュリズムの行方」(オランダ)、「終わらない欧州危機」(スペイン・ポーランド)、「寛容のイスラム」(インドネシア)、「もったいない国」(カザフスタン)、「魂に火をともす」(日本・五輪)の全9章で構成される。
小気味よくわかりやすい文章で綴られた
【編集担当からのおすすめ情報】
●「北朝鮮編」では韓国、アメリカ、マレーシアからロシアのウラジオストクまで世界各地をめぐる大取材を敢行。他では決して読めない北朝鮮リポート。
●台湾有力者が発した「日本にはなぜ学生運動がないのだ!」の言葉、大国ロシアと対峙するバルト三国の若者たちが抱く「愛国心」など、胸に迫りくるリポート多数。
●政府の不正を正す取材の渦中に解雇されたポーランドの元公共放送局記者のインタビュー、知られざる「もったいない国」カザフスタンの素顔、イスラム教徒が多数を占めながら「JKT48」を楽しめるインドネシアなど、「現場主義」の取材だからこそ見えてくる「世界の今」が圧倒的に面白い!
大越 健介[オオコシ ケンスケ]
著・文・その他
内容説明
1989年ベルリンの壁崩壊以降、グローバリズムの波が、世界の垣根を取り払っていった―。しかし、今、世界のあらゆる場所で新たな壁が築かれようとしている。その壁の正体とは何なのか。NHK BS1の人気番組「激動の世界をゆく」の克明な取材ノートがその謎を追う―。
目次
第1章 ジョンウンは道化師か(北朝鮮)
第2章 せり上がる国境(メキシコ)
第3章 疾走する民主主義(台湾)
第4章 ロシアと向き合う小国の矜持(バルト三国)
第5章 欧州ポピュリズムの行方(オランダ)
第6章 終わらない欧州危機(ポーランド・スペイン)
第7章 寛容のイスラム(インドネシア)
第8章 もったいない国(カザフスタン)
第9章 魂に火を灯す(五輪と日本)
著者等紹介
大越健介[オオコシケンスケ]
昭和36年、新潟県生まれ。東大野球部では投手として東京六大学リーグで8勝27敗の成績を収める(日米大学野球選手権の代表メンバーにも選出)。昭和60年NHK入局、政治記者を16年務める。ワシントン支局長などを経て、平成22年、NHK「ニュースウオッチ9」キャスターに就任し、お茶の間の人気を集める。平成27年に同キャスター降板後は、BS1「激動の世界をゆく」に出演、平成30年4月より「サンデースポーツ2020」キャスターに就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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