「激動の世界をゆく」大越健介取材ノート

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「激動の世界をゆく」大越健介取材ノート

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  • サイズ B6判/ページ数 333p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093886239
  • NDC分類 304
  • Cコード C0095

出版社内容情報

徹底した現場主義で世界の潮流を読み解く

1989年、ベルリンの壁が崩壊して以降、世界のあらゆる垣根を取り除こうとする「グローバリズム」の波が席巻した。しかし、今、垣根が取り除かれたはずの世界で新たな「壁」があちらこちらで築かれようとしている。その「壁の正体」とは何なのか? NHKのキャスター大越健介氏が徹底した現場主義を貫き、世界各地を巡りながら綴った取材ノートをもとに壁の正体に迫る一冊。
人気番組「激動の世界をゆく」(BS1)で訪れた中から「ジョンウンは道化師か」(北朝鮮)、「せりあがる国境」(メキシコ)、「疾走する民主主義」(台湾)、「ロシアをにらむ小国の矜持」(バルト三国)、「ポピュリズムの行方」(オランダ)、「終わらない欧州危機」(スペイン・ポーランド)、「寛容のイスラム」(インドネシア)、「もったいない国」(カザフスタン)、「魂に火をともす」(日本・五輪)の全9章で構成される。
小気味よくわかりやすい文章で綴られた

【編集担当からのおすすめ情報】
●「北朝鮮編」では韓国、アメリカ、マレーシアからロシアのウラジオストクまで世界各地をめぐる大取材を敢行。他では決して読めない北朝鮮リポート。
●台湾有力者が発した「日本にはなぜ学生運動がないのだ!」の言葉、大国ロシアと対峙するバルト三国の若者たちが抱く「愛国心」など、胸に迫りくるリポート多数。
●政府の不正を正す取材の渦中に解雇されたポーランドの元公共放送局記者のインタビュー、知られざる「もったいない国」カザフスタンの素顔、イスラム教徒が多数を占めながら「JKT48」を楽しめるインドネシアなど、「現場主義」の取材だからこそ見えてくる「世界の今」が圧倒的に面白い!

大越 健介[オオコシ ケンスケ]
著・文・その他

内容説明

1989年ベルリンの壁崩壊以降、グローバリズムの波が、世界の垣根を取り払っていった―。しかし、今、世界のあらゆる場所で新たな壁が築かれようとしている。その壁の正体とは何なのか。NHK BS1の人気番組「激動の世界をゆく」の克明な取材ノートがその謎を追う―。

目次

第1章 ジョンウンは道化師か(北朝鮮)
第2章 せり上がる国境(メキシコ)
第3章 疾走する民主主義(台湾)
第4章 ロシアと向き合う小国の矜持(バルト三国)
第5章 欧州ポピュリズムの行方(オランダ)
第6章 終わらない欧州危機(ポーランド・スペイン)
第7章 寛容のイスラム(インドネシア)
第8章 もったいない国(カザフスタン)
第9章 魂に火を灯す(五輪と日本)

著者等紹介

大越健介[オオコシケンスケ]
昭和36年、新潟県生まれ。東大野球部では投手として東京六大学リーグで8勝27敗の成績を収める(日米大学野球選手権の代表メンバーにも選出)。昭和60年NHK入局、政治記者を16年務める。ワシントン支局長などを経て、平成22年、NHK「ニュースウオッチ9」キャスターに就任し、お茶の間の人気を集める。平成27年に同キャスター降板後は、BS1「激動の世界をゆく」に出演、平成30年4月より「サンデースポーツ2020」キャスターに就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Willie the Wildcat

55
11か国・市。歴史に、そして政治に翻弄される国民。それでもひるまず立ち向かう国民の姿勢が印象的。民族・文化への誇りと愛情が、言動の源泉。著者が最後の章に五輪を取り上げたのは、そういった主旨もあったのではないかと推察。既知が多い中で印象的なのが、『カザフスタン』の”被爆国”の件。負の遺産との共生。これぞ”カザフ”の意味也!対照的に、共生の実験体EUが試される意味でもある。ナターシャさんの件は、様々な示唆に富む。〆の二世の都子とマギノの友情。多様性の強みが共生を加速させるのか、アキレス腱となるかは我々次第!2018/10/16

とよぽん

22
NHKの「ニュースウォッチ9」でキャスターを務めていた大越さん。普段TVを全く見ない私も、あの番組を楽しみにしていた。その大越さんの、近年の放送記者としての取材をもとに書かれた本書にも、彼の人間的な魅力が随所に見られた。激動する世界情勢の取材を通して、常に日本を見つめるまなざしに力をもらった。2018/09/07

モビエイト

3
激動の世界をゆく。世界が身近にそして影響が及ぶ近年、どうやって世界と繋がりを持っていかないといけないか? 大越さんがあらゆる国に行ってレポートされた取材日記。 マイナーな国の事も取り上げられて初めて知る事も多く良かったです。2018/06/23

tecchan

2
NHKキャスター大越健介氏が、NHK「激動の世界をゆく」シリーズで取材した世界各地の現在を取材ノートからまとめたもの。世界各地の様々な壁、そして、それに向かう人々の姿が描き出されている。現代の世界が抱える様々な課題が浮き彫りにされる。2018/06/25

takao

1
ふむ2021/11/25

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