習近平が変えた中国

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習近平が変えた中国

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  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093886147
  • NDC分類 302.22
  • Cコード C0030

出版社内容情報

現代中国を知る小事典付き教養書

本書は習近平政権の成立以降に注目し、「中国脅威論」「反腐敗運動」「チベット問題」などのテーマを掘り下げた現代中国の入門書です。
権力の一極集中が進むなか、中国では人権、市民権などの西欧的価値観や議会制、三権分立、選挙といった制度がないがしろにされています。一方の経済面では、本書で取り上げた「一帯一路」のように、広く世界に影響を及ぼし、その勢いは増すばかりです。
この国を知るには、政治、経済、社会、軍事などの各分野ごとの理解が必要です。そこで、それぞれの専門分野で高い評価を受けてきた執筆者が、一般向けにわかりやすく解説。さらに、多くの図表やグラフを加え、中国の実情を具体的にイメージできるようにしました。
見開きの「ビジュアル」、テーマ別「視点・論点」、用語集「小事典」の三部構成で理解が深まります。

【編集担当からのおすすめ情報】
本書は百科事典『日本大百科全書(ニッポニカ)』から生まれました。編集部では、WEBサービスへの電子版提供を行い、内容も常時改訂を続けています。

現代中国の分野では、習近平政権の誕生(2012年)を転換点と捉え、新たな執筆者による最新項目を追加、改訂してきました。本書『習近平が変えた中国』はそのエッセンスをもとに、新執筆者が筆を執った文章を合わせて編集したものです。

後半の「小事典」では、ニッポニカから中国を知る基本項目123を収録。本文「視点・論点」の理解をいっそう深めることができます。

インターネットでニッポニカを検索すれば、さらに多くの関連項目を調べることもできます。『日本大百科全書(ニッポニカ)』は、日本最大級の辞書・事典検索サイト「ジャパンナレッジ」(有料会員制)で利用できます。

ジャパンナレッジ 『日本大百科全書(ニッポニカ)』コンテンツ情報
https://japanknowledge.com/contents/nipponica/index.html

ジャパンナレッジ(ホーム)
https://japanknowledge.com/

天児 慧[アマコ サトシ]
著・文・その他/編集

茅原 郁生[カヤハラ イクオ]
著・文・その他

関 志雄[カン シユウ]
著・文・その他

佐藤 考一[サトウ コウイチ]
著・文・その他

中兼 和津次[ナカガネ カツジ]
著・文・その他

菱田 雅晴[ヒシダ マサハル]
著・文・その他

毛里 和子[モウリ カズコ]
著・文・その他

内容説明

アメリカをも凌駕する中国の覇権主義は、どこを目指しているのか。習近平政権の分析を重ねてきた研究者らが、東アジアの将来を読む。「ビジュアル」「視点・論点」「小事典」の三部構成で、ガッツリわかる!参照項目で理解深まる!

目次

第1部 ビジュアル(習近平;一帯一路;中国共産党;対外直接投資;改革開放 ほか)
第2部 視点・論点(習近平とは何者なのか;中国共産党のメカニズム;なぜ「反腐敗」なのか;習近平の中国は「脅威」か;南シナ海問題を概観する ほか)
第3部 小事典

著者等紹介

天児慧[アマコサトシ]
早稲田大学名誉教授。1947年生まれ。早稲田大学卒、一橋大学大学院修了。社会学博士。琉球大学助教授、青山学院大学教授、早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授を歴任。2018年4月より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

崩紫サロメ

14
習近平が国家主席に就任した2013年以降の中国の急速な変化について、政治、経済、社会、軍事などの面から論じる。ビジュアルや用語集などもあり、初学者にも読みやすい。個人的には「国有企業改革の遠い道のり」が面白かった。市場経済の視点から国有企業は民営化すべきなのであるが、党・国家・企業が既得権を手放せず温存せざるをえないという状況。社会主義市場経済とは何なのか、と考えさせられる。2020/06/18

ののまる

10
デジタル系を模した感じの・・・読みやすいのか??笑2018/06/28

田舎暮らしの渡り鳥

8
ちゃちな反中本は読みたくなかったので、早稲田の名誉教授の書いたものを。中国を「共産経済の実例」として客観視し、アメリカと中国を、資本主義と共産主義の実例としてみると、世界は相対化される。ただ今の中国は資本主義を取り入れ、問題は習近平の海洋戦略であり、また一帯一路をどう見るかである。感情的な日本ナショナリズム、保守化も危険だが、中国がなんたるかを知らないでいるのも健気である。最近、平野啓一郎がいいことを言っていた、「国ではなく、個人として付きあう」のだ、と。同感である。2019/10/15

Hatann

4
習近平は、鄧小平がもたらした功罪のうち、罪を修正する歴史的責任を負っている。同時に、西欧中心に生み出されて普遍化された価値観に対する歴史的な挑戦にも踏み出そうとしている。中国の置かれている歴史的状況をシンプルに描き出している。反腐敗についてはもう少し踏み込んで解釈してほしかったが、軍事問題、国有企業問題、チベット・新疆問題などは非常によく纏まっているのではないか。格差問題(都市・農村問題)、環境問題もテーマに含めてくれるともっと面白くなったであろう。表紙で表現されている通り、ポップな現代中国入門である。2018/06/19

mochizo

2
色々と変化のある中国を描いています。この中での一帯一路の考え方をよく知ることができるので、今後の中国知るにはいい本ですね。2018/06/12

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