出版社内容情報
名言は“ざんねん”だった
「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」(福沢諭吉)――平等な世の中を目指す言葉のようですが、『学問のすゝめ』では「実際には格差があって、それを生むのは学問をしたかどうか」だといっています。つまり、「負け組になりたくなければ勉強しろ!」という意味で、平和や平等とはなんのつながりもない“名言”だったのです。
「天才は1%のひらめきと99%の努力(汗)」(エジソン)――これを「努力はこんなにも大事なのだ」と解釈するのは間違い。のちにエジソン自身が「汗を流せばなんでも成功するわけではない。1%のひらめきを無視してはならない」と強調しています。
このように、名言や格言、ことわざなどの前後をひもといて、真意を明らかにしていきます。あなたがあいさつなどで引用していたあの名言、じつはまったく違う意味だったかもしれません。
【編集担当からのおすすめ情報】
「はたらけど はたらけど猶 わが生活 楽にならざり……」で知られる石川啄木。さぞかし清貧を絵に描いたような暮らしをしていたと思いきや、実際には女遊びでカネを使い果たしていたとか。この本を読めば、話のネタがぐっと増えること請け合いです!
出口 汪[デグチ ヒロシ]
監修
内容説明
リンカン大統領の「人民の人民による人民のための政治」は聖書のパクリ!誤解と歪曲に満ちた“ざんねんな言葉”たち。知らずに使うと恥をかく!
目次
1 日本の偉人のざんねんすぎる名言(天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず―福沢諭吉;至誠にして動かざる者は、いまだこれあらざるなり―吉田松陰 ほか)
2 世界の偉人のカンチガイされている名言(パンがなければ、お菓子を食べればいいじゃない―マリー・アントワネット;天才とは、1%のひらめきと99%の努力である―トーマス・エジソン ほか)
3 真相を知ると仰天することわざ「日本編」(井の中の蛙大海を知らず;百聞は一見にしかず ほか)
4 誤解されそうなことわざ「世界編」(転がる石に苔は生えない(アメリカ、イギリスのことわざ)
バラは何と呼んでもかぐわしい(イギリスのことわざ) ほか)
著者等紹介
出口汪[デグチヒロシ]
1955年、東京都杉並区生まれ。関西学院大学大学院文学研究科博士課程修了。代々木ゼミナール、東進ハイスクールなどで現代文の講師を務め、カリスマ的人気を博す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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