池上彰の世界の見方 ドイツとEU―理想と現実のギャップ

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池上彰の世界の見方 ドイツとEU―理想と現実のギャップ

  • 池上 彰【著】
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  • サイズ B6判/ページ数 233p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093885805
  • NDC分類 319.3
  • Cコード C0095

出版社内容情報

EUとは何か、ドイツの役割と共に解説

2度の世界大戦という苦い経験から、戦争のない平和な世界をつくるという大きな理想を掲げて誕生したEU。国境をなくし、通貨を共通にして、人、モノ、お金の移動を自由にしていった。
しかし、移民や難民の流入を招いてEUの結束は揺らいでいる。イギリスがEUからの離脱を決め、各国で自国第一を掲げる政党勢力が伸長した。
理想と現実の狭間で悩むEUはどこに行くのか?
実は統合にはドイツが強大になるのを抑え込む意味もあった。しかし、今やドイツはEUのリーダー格になっている。戦後のヨーロッパでのドイツの役割と共にEUを読みとく、池上オリジナル解説。
本書は、池上さんが選ぶ独自のテーマで、世界の国と地域を解説する「池上彰の世界の見方」シリーズの5冊め。都立戸山高校での特別授業をもとに構成。


【編集担当からのおすすめ情報】
ヨーロッパでリーダーシップをとるドイツを視座にEUを解説するところが池上オリジナルです。原発廃止、移民・難民の積極的受け入れなど、日本と反対の選択をしているドイツの戦後の歩みは、知らないことがいっぱいです。

はじめに

第1章「統合前史」から見るEU
EUはノーベル賞を受賞している/現代社会の起源は、ヨーロッパにあった/第二次世界大戦が終わり、東西冷戦が始まった/そしてNATO軍だけが残った/ロシアの脅威におびえるヨーロッパ/国境をなくせば、戦争もなくなる?/自主独立だったユーゴスラビア/人道的介入は是か非か

第2章「統合の始まり、加速、挫折」から見るEU
すべては「ベイシック・シックス」から始まった/アルザス=ロレーヌは、フランスか? ドイツか?/EUの旗に描かれた12の星の意味/EUに加盟しないスイス/肥大化するEUの悩み/シェンゲン協定で国境がなくなった

第3章「通貨統合(ユーロ)」から見るEU
使わなくてもお金が半分になってしまう/ユーロではなく「ECU(エキュ)」になるはずだった?/500ユーロ紙幣は誰が使う?/ユーロの弱点が露呈した/ギリシャ経済は回復するのか?/民間企業が国をランク付けする?/ギリシャの姿は、借金大国日本の未来?

第4章「ヒトラーと戦後」から見るドイツ
民主主義がヒトラーを生んだ/『アンネの日記』からユダヤ人への同情高まる/キリスト教徒がユダヤ人を嫌った理由/迫害されたユダヤ人の生きる道/東西ドイツは、冷戦の縮図/ベルリンの壁は、どこにあった?/ベルリンの壁は1枚じゃない/国民投票の危うさ

第5章「EUのリーダー」から見るドイツ
手を挙げないメルケル首相/反省と復活への道のり/イスラエルの議会で拍手されたメルケル/東ドイツの戦後教育/消えないドイツへの警戒心/資本主義と社会主義の一大比較実験になった/「欧州の病人」と呼ばれた/宗教もドイツ復活の原動力?/ドイツ=質実剛健ではない?/日本との比較/ドイツは原発を廃止した

第6章「難民・移民・テロ」から見るEU
イギリスのEU離脱/EUを揺るがす難民問題/「自国第一主義」が台頭した/EU統合の根幹が揺らいでいる/トルコがEUに加盟できない理由/トルコがEUの難民問題の鍵を握る/急ぎすぎた統合への反省

EU加盟国データ
ドイツとEU略年表
おわりに


池上 彰[イケガミ アキラ]
著・文・その他

内容説明

EUの今後を読み取る。世界の国と地域を学ぶ入門シリーズ決定版!基礎知識から最新情報まで!中高生への授業がもとなのでわかりやすくスラスラ読める!

目次

第1章 「統合前史」から見るEU
第2章 「統合の始まり、加速、挫折」から見るEU
第3章 「通貨統合(ユーロ)」から見るEU
第4章 「ヒトラーと戦後」から見るドイツ
第5章 「EUのリーダー」から見るドイツ
第6章 「難民・移民・テロ」から見るEU

著者等紹介

池上彰[イケガミアキラ]
1950年長野県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、73年にNHK入局。報道局社会部記者などを経て、94年4月から11年間にわたり、『週刊こどもニュース』のお父さん役を務め、わかりやすく丁寧な解説で人気を集める。2005年にNHKを退職し、フリージャーナリストに。名城大学教授、東京工業大学特命教授。愛知学院大学、立教大学、信州大学、日本大学、順天堂大学などでも講義を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nico

29
まさに『ドイツとEU』というタイトルがぴったりな1冊。EU発足までの流れ、ユーロの弱点、難民問題などなど、対談形式でわかりやすくまとまっている。ヒトラーの生まれはオーストリア、国民投票の危うさ、なぜEU本部はベルギーなのかなど、新しく学んだこともたくさんあった。EUの「戦争を起こさないようヨーロッパをひとつに」という理念は素晴らしく、きっと誰もがそう望んでいるのに、現実では一筋縄でいかないことにもどかしくなる。ドイツが移民受け入れに賛成なのもある種の教育の賜物と分かり、平和と歴史教育の大切さを感じた。2019/04/06

kawa

21
これは良書。この「世界の見方」シリーズは、各地の高校の授業の中で質疑応答によったものを書籍にしているそうだ。本書は、ドイツとEUの過去・現在が解り易くコンパクトにまとめられ、しかも、敗戦後の日独の責任の取り方の差、ナチスの反省から国民投票制をとらない憲法、南北の国民性の違い、難民受け入れに関する旧東ドイツ住民の雰囲気等々、今まで知らなかった興味深い内容が多数だ。2018/01/29

18
イギリスがEU離脱(ブレグジット)を決めた頃に出された本。あの頃なりに緊迫してたんだろうけど、平和だったんだなあ…という切なさ。ドイツの原発廃止や移民等の革新的政策に賛成の立場。もちろんフランスから買電してることには触れてるけど、あんましロシアとの関係は出てこなかった。国内で原発廃止等をして、他国に負の面を押し付けたあげくのドヤ顔で、最近のドイチュ、他国からアレなんだろうなあ…。アルザスロレーヌ地方での「最後の授業」(ドーデ作)読んだことないので読もうと思う。2022/10/02

ふくいち

14
先日読んだ「イギリスとEU」がこの本の続版だと書いてあったので,遅ればせながら読了。学校で習った当時はまだECだったし,イギリスは加盟してなかった。そしてイギリス離脱へ。まさにダイナミックに歴史が動いている。通貨統合の功罪。金融政策と財政政策,言葉だけの説明ではわからないが,生の実例があるだけにわかりやすい。ドイツの第二次大戦の償いの記述を読んで,日本の償いが充分だったのか考えさせられるが,南京大虐殺の人数水増し疑惑などを考えると,心は揺れる。さあ次はASEANを扱った「東南アジア」編だ。2020/01/26

めるみ

13
好きなシリーズです。 5章だけでも読むとおもしろいね! ドイツのイメージが変わった。行きたくなった! ドイツへの気づき3点 ①日本と似ている国。敗戦国、自動車産業、真面目。ただし、戦争への反省や周辺国への対応、戦後教育は日本も見習う必要がらある。 ②宗教が大きく影響されている。良い行いをして、懸命に働くこと。ドイツ経済の復活の原動力になった。 ③完全な脱原発ではあるが、フランスの原発による電気を買って賄うとは本当合理的。日本は島国。再生可能エネルギーだけでは難しいのか‥。 2021/08/02

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