幻の黒船カレーを追え

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  • サイズ B6判/ページ数 272p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784093885690
  • NDC分類 383.8
  • Cコード C0095

出版社内容情報

カレーライスのルーツを探りにヨーロッパへ

幕末に日本に上陸したといわれるカレー。それは一体どこから来たのか、そしてその味はどんなものだったのか?40冊以上のレシピ本を上梓し、カレー研究家として絶大な人気を誇る著者。その著者が、長年に渡って疑問に抱いていたカレーライスのルーツを追跡する旅に出た。黒船が寄港した横須賀、舞鶴、函館、呉、長崎の港町へ。そして、海を渡りイギリス・ロンドン、フランス、ドイツ、アイルランド……。国内外を4年間かけて徹底取材。150年前に日本に上陸したカレーのルーツは果たしてどこに?取材を続けるうちに、妻と3人の子供を抱えた著者の人生も激変……。前代未聞の熱くて笑えるエンタメノンフィクション!

内容説明

会社を辞め家族を残して、男は謎のルーツを探る旅に出た。4年をかけ、インド、イギリス、ドイツ、アイルランドで悪戦苦闘!果たして150年前の一皿は見つかるのか!?真面目×爆笑×感動、前代未聞の傑作カレーライスノンフィクション!

目次

第1章 祖父はインド 父はイギリス
第2章 日本の港で足跡を探す
第3章 海軍カレー神話
第4章 ルーツを探しにイギリスへ
第5章 ロンドンの迷宮
第6章 パリのインド人
第7章 ベルリンの二人の女性
第8章 おばあちゃんのレシピ
第9章 歴史的な発見!?
第10章 アイルランド行きのフェリー

著者等紹介

水野仁輔[ミズノジンスケ]
1974年静岡県生まれ。カレー研究家、AIR SPICE代表。これまでに40冊以上のカレー本を出版。糸井重里氏から「カレースター」の肩書きを授与され、現在、ほぼ日刊イトイ新聞「カレーの学校」で授業を行なっている。NHK Eテレ「きょうの料理」「趣味どきっ!」ほかに出演(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ダミアン4号

66
カレーが大好きです。子供の頃、誕生日の晩御飯は“カレーライス”でした。3日くらいなら3食カレーでも全然、平気!晩に食べたカレーを翌朝、食べ、昼にコンビニでカレーパンを買い、夜は残り少なくなったカレーを麺汁で伸ばしてカレーうどん!こんな事が平気なんだから自分の前世は絶対“インド人!”と思ってきたのですが…この本で紹介された通り日本に渡ってきたカレーの源流がアレだったりすると私の“前世はアイルランド人”?言われてみればU2やケルト音楽は大好きだしビールはラガーよりエールだし(笑)源流を巡る旅…ロマンを感じます2017/11/09

ばんだねいっぺい

34
 主題は、イギリスでの黒船カレー探しだが、その過程で同時進行で会社を辞め、フリーとして独立する道がくっきりしてくるのに面映ゆさを感じた。最後の最後で「関西で納豆を」のくだりには、ずっこけたが、こういうことは、仕事しててもよくあるなーと思う。レベルは違うけど。2019/02/16

ふ~@豆板醤

31
4!読友さんにお借りした本。著者のカレーへの情熱が凄まじい。仕事辞めて単身渡英したり、食べ歩き・インタビューしまくったり。東インド会社とか懐かしのワードも出てきて、世界史のようなふしぎ発見のような雰囲気の本!イギリスカレーに生クリームを加えたのがフランスカレー、ボンベイマティーニ、フランスのラムカレー「クーポール」、ギネスビールとカレー..気になる物が多過ぎる!次カレー作るときはもっと色々こだわろ...。「誰も知らない事実が眠っているかもしれないのに、放置してのうのうと日本で過ごしたくはない」2017/11/22

tapioka

30
カレー研究家の著者が、日本のカレーのルーツである「黒船カレー」を探すため、国内や海外を巡った記録簿。本書を読んで得た一番の収穫は、日本のカレーはインドからではなく、インドからイギリスに伝わって明治維新の文明開化の波に乗って日本にやってきたことです。結局、これが黒船カレーだ、というものは見つからなかったようですが、イギリスに3ヶ月滞在したり、仕事を辞めてまでカレーの探求を目指したりと、著者のカレーへの情熱には、本当に敬意を表します。また、作中の「学者は文献を信用しすぎる」は非常に的を射た表現でした。2017/11/19

しょうご

19
Air Spiceの方だと思い読みました。日本で今現在ふつうに食べられているカレーのルーツを探すノンフィクションです。奥様の後押しだったり、お父様の言葉だったり、決断するところは色々ですが、好きを極めることは何はともあれステキなことだなと思います。2017/10/02

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